2010年06月12日

イレギュラーです

ジャケットのお袖、たいていの人は、丈をつめ直して着ていると思います。

もちろんチビッコの私も、お袖丈を直さないと着られません。

っていうか、「服に着られて」しまいますicon11


そこで、お直しが必要になるのですが、デザインによっていろいろな方法があります。

多くは、「あきみせ」といって、ちょっと重なっていてボタンがいくつか付いている形。

メンズのものだと、よくボタンホールのような飾りもステッチしてあります。

この場合は、いったんボタンとステッチをはずして、指定の丈につめることができます。

対して、「本あき」といって、ボタンと実際にボタンホールもあいている形があります。

こちらは、ボタンの位置を移動することができません。

なので、丈をつめたい時は、袖山の位置で、つめることがありますが、

非常に手間のかかるやり方なので、袖口でやるより料金が、2倍くらいかかります。

そこで、とってもイレギュラーな方法ですが、こんなこともできます。



元は、この下にボタンがもう一つ付いているデザインで、ボタンとボタンの間で、つめています。

ご覧の通りバランスが崩れてしまうので、体裁があまりよくないのですが、

これならなんとかなりますよ~っていう小ワザです。

もちろん事前にお客様のご了解をいただいた上で、いたします。





  


Posted by ボタン at 22:20Comments(0)お直し