2010年10月30日

スカートのウェストで着丈つめ

10月も終わりだっていうのに、台風ですって。

ハロウィンに台風…あまり聞いたことないですね。

やっぱり最近の異常気象、とっても心配な今日この頃ですが、お仕事にも励んでいます。

スカートの着丈をつめます。



通常は裾でつめますが、このようなデザインもの、裾にスカラップ等飾りのあるものは、

ウェストの位置で、着丈をつめます。

見方をちょっと変えると、ウェストの位置を下げるのと同じようなことです。

スカートは通常ウェストから裾に向かって広がっていますので、

ウェストの位置を下げるということは、それだけ、ウェストの寸法が大きくなります。

例えばフレアースカートなどダーツやタックがなくて、縫い代もあまり付いていない、

でも、ウェスト出しがしたいという場合もこの方法が使えます。

もちろん、その分着丈は短くなりますが。

そして、



ウェストベルトをはずして、ファスナーもいったんはずして下げた位置に付け直します。

チャコで、白く印を付けた位置が新しいウェストラインになります。

私の秘密兵器、せっけんチャコなら、表に堂々と印を付けてもスチームで消えてしまうので、

心配ありません。便利ですよ~。

先にもご説明した通り、ウェスト寸法が大きくなるので、幅調整をしてからベルトを付け直します。

と、細かな部分は省略しましたが、これだけ手間がかかりますので、ウェストでの着丈つめは、

裾でつめるよりも、かなり割高になりますが、ご了承いただけますでしょうか?



  


Posted by ボタン at 22:27Comments(0)お直し

2010年10月25日

スエードってやつは…

前回のブログでご紹介しましたルームシューズは、また何足か作って、

先日、白楽の雑貨とハンドメイドの店 Sally's Stickさんに納品しました。

お近くにお越しの際は、ぜひ、お店でお手にとってご覧ください♪


スエード(スウェード?)のジャケットの肩幅つめ、なんと今更ですが…初挑戦しました。



大方の革素材はそうですが、ご覧のようにミシン目の跡がバッチリ残ります。

ですから、縫い直しということがほとんどできません。

一発勝負に近い覚悟で、ミシンをかけなければいけないので、プレッシャーですicon10

まず、仕上りの線をいつものように、しつけ糸で印をしておきます。

革の場合は、他に方法があるのかもしれませんが、とりあえず慣れたいつもの方法で。



ですが、やはりこれも跡が残ってしまうので、実際の仕上りより若干外側にしました。

もちろんマチ針も跡が残るので、極力打たないほうがいいと思いますが、

袖付け縫いは、どうしても打たないと縫えないので、やってみたところ、

やはり革だけあって硬いんですね、針が何本か曲がって使えなくなりました。

でも、ミシンのかかり具合は、想像していたよりずっと良くて、

それほど苦労することなく、仕上げることができました。



ちょっと縫い目が曲がって見えるんですけど、どやらそこだけ触ってへこんでしまったため、

そう見えてしまうみたいです。すみません、言い訳しました。

写真撮るときに気がつけばいいのにね。。。

まだまだ未挑戦の課題がたくさんあります。









  


Posted by ボタン at 22:19Comments(4)お直し

2010年10月19日

10月の手作りマルシェ終了

今日は、大倉山の花屋&カフェ ラ・プティフルールさんで手作りマルシェに参加してきました。

90分という短い時間にもかかわらず、たくさんのお客様にお越しいただき、

作品もたくさんお買い上げいただきまして、ありがとうございましたface02

いろいろなお客様とお話することができ、とても楽しいひとときでした。

しばらくイベントに出ていなかったのですが、やはりこういうことも必要ですね!

今回は、新作のルームシューズを持って行きました。



ルームシューズは毎年作っているのですが、今年のは裏付き・底にドミット芯貼りで、

より暖かく、グッとバージョンアップicon14しております。



もちろん今回の一押し作品だったのですが、ご好評いただき、遥かに予想を上回る売上で、

おかげさまで、完売いたしました上に、追加のご注文もいただきました。

本当にありがとうございます!

また、お直しや教室の宣伝もたくさんして来ましたよ~^^

ご質問などありましたら、ご遠慮なくお問い合わせくださいませ。


そして、次回12月21日(火)の手作りマルシェにも、また参加いたします。

次回は、ベア作家のエレノアさんといっしょに参加します。

2ヵ月後ですが、きっとすぐにその日がきてしまいそうなので、また製作に励みます。

どうぞお楽しみに…。








  


Posted by ボタン at 22:28Comments(0)いろいろ製作

2010年10月16日

ボタン留めからファスナーに

紳士スラックスのお直しです。

前開きが、ボタン留めになっていました。



オーダーの製品によく見られる仕様です。

クラシックでいいなと思いますが、開け閉めが面倒というお声もよくあります。

そこで、



ファスナー開きに、リフォームしました。

あとは、前カンを取り付ければ、出来上がりです。

もっと時間かかるかと思ったら、意外にサクサクっと仕上がりました。


しつこくお知らせ。

10月19日(火) 10:30~12:00

大倉山の花屋&カフェ ラ・プティフルールさんにて、手作りマルシェに参加します。

短時間のミニイベントですが、お時間ございましたら、どうぞお立ち寄りください^^




  
タグ :スラックス


Posted by ボタン at 00:05Comments(0)お直し

2010年10月10日

ブルゾンの袖丈つめ

昨日今日と横浜アート縁日が行われていました。

今回は、お友達が何人か出展していたので、今日の午後行って来ました。

さすがに昨日のお天気icon03では、ちょっと外に出る気になれなかったので…

すっかりお天気も快復して、日差しで暑いくらいでしたが、人はいっぱい来ていました。

友達のブースに挨拶して、ぶらぶらと見学しながら、ちょこっとお買い物も。

最近すっかりイベント出展から遠ざかってしまっているのですが、他の人のを見ていると、

やっぱり年に何回かは、出展してもいいかな~と思います。


最近のご新規のお客様のお直しご依頼、ブルゾンの袖丈つめをしました。



カフスをはずして、つめ寸法分だけカットして、再びカフスを付け直します。

大抵の場合、元のカフスの付け幅より大きくなってしまうので、幅調整が必要になります。

ただこちらのお洋服だと、ステッチがビシッとかかっているので、縫い目での調整はせず、

新たにタックを作って余り分を調整しました。



これできれいにおさまりました。

私のお客様は、女性の方がほとんどなのですが、今回は珍しく男性のお客様で、

ちょっとドキドキしましたが、おかげさまで無事に仕上りお渡しできました。

ありがとうございましたface02


最後にちょこっとイベントのお知らせです。

10月19日(火) 10:30~12:00

大倉山の花屋&カフェ ラ・プティフルールさんにて、手作りマルシェに参加します。

短い時間のミニイベントですが、お時間ございましたら、どうぞお立ち寄りください。







  


Posted by ボタン at 23:10Comments(0)お直し

2010年10月04日

ワンピースの着丈つめですが。

前回も書きましたが、涼しくなったので、お直しがだいぶ増えてきました。

先々週より先週、先週より今週…という感じで確実に増加しています。

冬物のお直しご依頼は、どうぞお早めにお願いいたします。


レディースの服、特にワンピースはいろいろなデザインがあるので、お直しの方法もいろいろです。

今回は、プリンセスラインの切替で、裾にフレアーの入ったエレガントなデザインです。

着丈は、通常裾のラインでつめますが、こちらは、ウェストの切替を作ってつめました。



元々は、ウェストの切替はありませんでした。



お客様ご自身も、今までこんな感じにウェストで折り上げて着られていたそうです。

裾でつめる場合、つめ寸法によっては、裾の感じが変わってしまうことがありますが、

(特に私のようなチビッコだと、よくそういうことになりがちです)

この方法だと、裾のフレアーの分量などそのままに仕上げることができます。

あと、裾にスカラップなどのデザインのあるものは、この方法をおすすめします。



  


Posted by ボタン at 22:28Comments(0)お直し