2012年05月03日

すり切れのミシン刺し修理

GWも真っ最中ですが、全く休むことなく仕事に追われています。

にもかかわらず、片付き具合が予定より遥かに遅れているのは何故でしょう。。

やっぱりもう少し、効率の良いやり方を考えなきゃなぁ…

でも、お直し教室は何があっても、細々とでも続けていこうと思います。

今日も教室がありましたが、生徒さんとの思わぬ?共通の話題で盛り上がり!

私は楽しかったのですが、ちゃんと授業になってたかしら…?

そして、明日もまた新しい生徒さんがみえる予定で、とても楽しみです。

お直し大好き人口が、一人でも増えてもらえるように頑張ります!!


先日、ご依頼いただきましたご新規のお客様(今回も男性のお客様です)より、

スラックスのすり切れの修理をご紹介します。



内側の裾の部分、よく修理のご依頼が入ります。

歩いているうちに、靴などですれてしまうのでしょう。



よく見ると、かなり深手のキズになってしまいました。

このような場合は、裏側に共布を当てて、表側からミシンを細かめにかけて、

キズの部分を刺し埋めてしまいます。



こんな感じになります。

途中、ストライプの白っぽい糸が抜けてしまっているところもありますが、

同じような色でミシンを一本かけて、それらしく見せかけました。

どうでしょうか? なかなかいいでしょ。



そして、少しひいて見れば、更に気にならなくなります。


こちらは、ヒザのあたりにできてしまったすり切れです。





完全に穴があいてしまっているところと、薄くなってしまっているところと。

やはり、共布を当てて、ミシン刺しで丁寧に修理します。



ミシン目は、規則正しく揃えるのが大事ですが、これが結構大変です。

私の場合、基本的にはまず縦方向にミシンをかけますが、

穴があききってしまっているところや縦糸が長く残っているところは、

その後、横方向にもミシンをかけます。

今のところ、これが一番きれいに落ち着くようなので。



こちらももっとひいて見れば、あまり目立たなくなります。

お客様からも、とても喜んでいただけました。

ありがとうございました。


横浜大口の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン




  


Posted by ボタン at 00:35Comments(0)お直し