2012年05月12日

コート袖口のすり切れ修理

顧客の皆様に、お洋服をお返しする時に、おうかがいしているのは、

「ブログに掲載させていただいてもよろしいですか?」ということです。

ほぼ全てのお客様が、快諾してくださって、本当にありがとうございます。

なのにー、ぜんぜんアップするのが追いつかなくて、申し訳ありません!

順次アップさせていただきますので、お許しくださいませ…


さて、今回はこのシーズンにご依頼の多い修理をご紹介します。

ちょっと厚手のウールコートの袖口が、すり切れてしまいました。



注意して見ないとわからない感じもしますが、気がつくと気になるもの。

ミシン刺し修理と縫い込み修理のどちらにしようかと迷いましたが、

やはり厚手の生地だったので、



裏側に当て布をして、表側から細かくミシン刺しで埋めてしまう方法にしました。

修理した部分は、きちんと中側に入るように、最後に星止めをして、



外側から見た目には、わからなくなります。


そして、綿混素材の薄手のコートの場合は、



こちらもよくこんな感じになってしまいますよね。

すり切れ部分を中に縫い込んでしまう方法で、修理するのがいいと思います。



ぐるっと一周こんな感じに縫って、押さえミシンで整えます。

外側からは、もちろんわかりません。



ね、きれいになったでしょ。

はい、こちらも、



この通り、すっきりします。



どちらの方法にしても、若干お袖丈は短くなりますので、ご了承ください。

お忙しい中、アトリエに足を運んでいただきまして、ありがとうございました。


横浜大口の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン





  


Posted by ボタン at 22:53Comments(0)お直し