2013年07月03日

ポイントリフォーム2例

まず、営業時間の一部変更のお知らせから。

7月9日(火)は、15:00~19:00

7月15日(月・祝)は、11:00~15:00
とさせていただきます。

お客様にはご迷惑おかけいたしますが、よろしくお願いいたします。


お客様のお持ちになるお直しの内容は、人それぞれです。

全体的なサイズ変更もあれば、超部分的なお直しや修理もあります。

今回は、そんな部分的なお直し例をご紹介します。

まず、こちらは、



かなり着込まれていい感じにクタッとなった、ブラウスの衿元の穴あき。

元から薄手の素材である上に、年月が経って余計に薄くなってしまっているので、

よくやるミシン刺し修理では、更にキズが大きくなってしまう心配があります。

共布はもちろんありませんので、別布を継ぎ足すとそれもおかしいし…

で、ひらめいたのが、穴があいているのだから、それを利用してしまおう、

ということで、お客様からお任せいただきまして、仕上がったのがこちらです。



スラッシュあきのようなボタンあきにしてみました。

何せ生地が薄くなっているので、裏側から別の生地で補強をしつつ、

穴の部分はデザイン的な感じにまとめてみました。

お客様もこれには大満足していただけたようです、よかった!


こちらは、袖口にファーの付いたニットのカーディガンです。



ファーが縫い付けられているので、真冬の寒い時期はこれでいいのですが、

ちょっと暖かくなると、着られないので、着用期間が限られてしまうというお悩みでした。

何とか取り外しができないだろうか…ということでやってみました。



まず、ファーの端の部分に細いゴムでループを作り、縫い付けます。

そして、カーディガン本体の袖口には、



相対する位置に小さなボタンを数か所付けて、



ボタンをはめれば、ファーが付きました。

外からは、ボタンはまったく見えなくなるので、大丈夫です。

ボタンを外すと、



普通のカーディガンにスイッチできます。

外側に2個付いているボタンは、元からファーを固定させるために付いていたものです。

これなら、真冬以外のシーズンでも着回しができますね。

クリーニングに出す時も便利ですよ。


横浜・菊名の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン





  


Posted by ボタン at 14:14Comments(2)お直し