2013年11月25日

最近の教室 その1

先週・先々週と教室が多かったので、2回に分けてアップします。


まずこちらの生徒さん、パンツの丈つめを仕上げています。



まつり方もいろいろありますが、表側にひびきにくい奥まつりで仕上げます。

ちなみに、アトリエでお承りした場合もほとんどこのまつり方で仕上げています。

パンツの丈調整は、初心者さんの入門編ですが、基本となりますので、きちんと覚えましょう。

そして余った時間で、カットソーの着丈つめにもチャレンジ。



まずは、「ほどき」から。

カットソーのダブルステッチも、ほどき方の要領を覚えれば、簡単にほどけます。

Tシャツなどカットソー類こそ、お直しは自分でできれば、タダですから、

ぜひマスターして、生活の中で活かしてください。


そして、こちらは月いちレッスンで、女子力アップ。



せっかく買ったブラウス、胸元の飾り布が何だか可愛過ぎて、着られない…

ということで、取り外しをします。

簡単にできるかと思ったら、意外にもあちこちに縫い込まれてて、手間がかかります。



色がグリーンだったら、観葉植物の葉っぱのようですが、取り外した飾り布です。

外したら、もちろん元通りに縫い合わせなくてはいけませんが、

ミシンの腕前も、確実に成長しています。よかった、よかった。

「これで無事に着られそうです」とご本人も満足そうでした。


こちらは、スキルアップのためのレッスン。



今回は、シャツの袖丈つめを勉強しています。

カフス・短冊を移動しますが、短冊の縫い方は、それぞれ微妙に違うことがあります。

お直しは、「元通りの仕上り」が大原則です。

まずほどく時に、どんな縫い方になっているかをよく見ておきます。

これは、他の生徒さんにもいつも私が言っていることですが、

ただ漠然とほどかないで、状態をよく見る、そして効率的な縫い方を考える。

これがとても大事なことです。

なぜなら、お直しには指示書も説明書もありません。

お預かりしている洋服そのものしか、頼りになるものがないのです。



カフスを最後に縫い付けて完成です。

当たり前ですが、袖は左右ありますので、両方とも同じ仕上りにしなくてはいけません。


横浜・菊名の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン


  


Posted by ボタン at 10:55Comments(0)教室