2014年06月30日

一重ジャケットの肩幅・身幅つめ

いつも月末が近づくと、仕事が立て込んで慌ただしくなります。

でも今月は珍しく「ちょっと余裕」と、若干落ち着いていたら、

「あ、そうだ。今月は30日までしかなかったんだった!」とまたいつも通りアタフタ…

しているうちに、ブログの更新もすっかり滞ってしまいました。


今回のお直しは、もはや当店の定番メニューとなったジャケットの肩幅・身幅つめ。



こちらの素敵なジャガード素材のスーツ、上着をお直しします。



お洋服自体は、かなり以前のものらしいそうですが、

ジャガード素材は、ちょうどイマドキの流行にもなっていますので、ぜひお直ししたいところ。

やはり、肩まわりからバスト~ウェストラインが、大き目にできています。

素材自体の張りもあるので、余計に協調されているようです。

お直し後は、こちらです。



見た目には、それほどの違いは感じられないかもしれませんが、

着用されるご本人は、かなり違いがおわかりになると思います。

そして、夏物に多いのが、今回のような裏地無しの一重仕立てのジャケット。

たぶん「裏地が付いていないから、冬物より簡単だし料金も安かろう」と思われるかもしれませんが、

ところがどっこい!



縫い代がこのように全てパイピング仕末になっていることも多いのです。

幅つめをすると、縫い代が多くなり過ぎるため、余分の縫い代をカットしますが、

この場合は、いったんパイピングを外して縫い代をカットし、またパイピングを付け直す、

という作業が、それぞれの縫い目、それぞれの縫い代に必要になります。

これはかなりの作業量になりますので、当然料金もその分プラスになります。

ということで、意外に料金は高くなることもありますので、ご注意ください。


横浜・菊名の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン

  


Posted by ボタン at 19:51Comments(0)お直し