2014年07月28日

丸首TシャツをVネックにリメイク

7月30日(水)は、誠に勝手ながら、休業させていただきます。ご注意ください。


暑い毎日が続いています。

この時期、いわゆる「夏フェス」が盛んに開催されています。

会場でよく販売されている、ライブTシャツ。

今回は、そのライブTシャツをリメイクしました。

これまで何度か同じ承りをしていて、今やチカラ・ボタンの看板メニューの一つです。


今回は、こちらのTシャツ。



定番型のクルーネックですが、こちらをVネックにリメイクします。

その際、問題となるのが、衿ぐりの縁取り布です。



これがをVネックにするためには、どうしても縁取り布が足りなくなってしまいます。

そこで、この方法を使います。



裾の縫い代をほどいて、4~5㎝ほどカットし、縁取り布として利用します。

もちろん、カット後にまた元通りに裾上げして着られるようにします。

ですので、着丈がその分短くなりますので、ご了承ください。

そして、はいVネックになりました。



ご希望通りになりましたでしょうか。

このリメイク、今までに何枚かやりましたが、何故かいずれもライブTシャツでした。

そして、他のお直し屋さんでは、まず受けてくれないみたいです。

確かに手間がかかりますし、料金もその分かかります。

チカラ・ボタンでは、もちろん喜んでお承りいたします。


横浜・菊名の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン

  


Posted by ボタン at 19:49Comments(0)リメイク

2014年07月21日

デニムのすり切れ修理

さあ、そろそろ梅雨明けも間近です。

昨夜は激しい雷雨で、PC作業の途中で突然の停電に見舞われ、アタフタしました。

チカラ・ボタンには、いろいろなお直しが持ち込まれます。

サイズ直しやポイントリメイクの他、各種修理にもチカラを入れています。

今回は、最近お承りしました、こんな修理の例をご紹介します。


いかにも穿き込んで、いい感じになったデニムパンツ。

生地も柔らかくなって、いい手触りなのですが…

そうなると、どうしても生地の傷み・すり切れが気になります。



特にこのお尻のあたりは、全体的にかなり薄くなってしまっていました。

このような場合の修理は、裏側より当て布して、表側からミシン目でひたすら刺していきます。



仕上りはこちらなのですが、たぶん画面ではよくわからないかと…


もう少し近づいてみましょう。例えばこちらのすり切れ部分は、



このようになります。



そして、こちらのキズも



このように落ち着きます。




たぶん表からだと、ミシン目がほとんど見えないと思います。

ミシン糸の色は、薄めのブルーグレーのような色を使うと、自然になじむようです。

もちろん、デニムの色によって変えますが、色選びはこの修理の大きなポイントです。

ちなみに裏側から見てみると、



これだけ大きな当て布をして、ちくちく刺したのがわかると思います。

当て布もあまり厚手の生地を使ってしまうと、丈夫にはなりますが、

かなりゴワゴワした感じになるので、当て布の生地選びも迷うところですね。

当店では、当て布用の生地もたくさん揃えて、その中から選んでいます。


今回のような広範囲の修理ですと、お店によっては断られることもあるようです。

でも、私の場合は、逆にこの方がむしろ闘志が湧くとでもいうのでしょうか、

俄然やる気もアップするので、大歓迎なのです。


横浜・菊名の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン



  


Posted by ボタン at 15:06Comments(0)お直し

2014年07月14日

セブンカルチャークラブ溝の口店

まず、お知らせがあります。

7月30日(水)は、まことに勝手ながら休業させていただきます。


また、ホームページなどからいつもお問い合わせをいただきまして、ありがとうございます。

いただいたメールには、当日または、遅くとも翌日中には、ご返信しています。

どんなお問い合わせにも、必ずご返信しています。

ですが、一部の携帯メールアドレスに送信した場合、迷惑メールフィルターが強くて、

こちらからのメールが届かないということが、ここ最近立て続けに数件発生しました。

もし、お問い合わせメールの返信が数日経っても届かない場合は、

迷惑メールフォルダの中をご確認いただくか、あるいは、

チカラ・ボタンのお店に、直接お電話で、お問い合わせください。

アナログな方法ですが、最も確実ですし、メールよりもむしろ丁寧にご説明できます。

よろしくお願いいたします。


今回は、私が月に2回講師を務めていますセブンカルチャークラブ溝の口店

「気ままに楽しむリメイク」講座での生徒さんのリメイク作品を中心にアップします。



現在5名の生徒さんがレッスンされています。

チカラ・ボタンの店内で行う教室と違って、生徒さんの人数も多く和気藹々とした雰囲気です。


なぜか、デニムパンツをバッグにリメイクした生徒さんがお二人いらっしゃいました。



元のカタチを活かして、持ち手はお好きな別布で作って付けました。

裏面はこちら



ちょうどお手持ちだったシールを数枚ポイント的に付けて完成しました。

デニムは生地が厚いので、ミシンをかけるのに苦労されていましたが、

やっと完成できて、とてもうれしそうでした。


もうお一人の作品は、こちらです。



上の生徒さんの作品と違って、脇縫い目を中心に使っています。

同じデニムパンツでも、部位の使い方が違うと感じもずいぶん変わります。



斜め掛けする際のベルトの長さをシュミレーションして、いろいろ試していました。

どうやらベストな長さに出来上がったようですね。


こちらは、お気に入りだったカットソーの一部を利用して作られたポケットティッシュケース。



折り返してふたをすると、



このようにリメイクした部分が出てきます。カットソーの前立てのあたりですね。

ありそうでないのが、リメイク作品のおもしろさです。


もちろん、お洋服のリメイクも。



お手持ちのワンピースの上身頃でカットして、下に別布を縫い付けてアレンジ。

元のデザインとは、すっかり感じが変わるので、また新たな気持ちで着られます。

残りの下身頃は、次に何かにリメイクされるようで、私も楽しみです。


授業では、生徒さんのなさりたいアイテムをおもちいただいて、

まず、どんなふうにリメイクしたいか、またはお直ししたいかをご相談します。

決まったら、私は縫い方など皆さんをサポートして作品完成のお手伝いをしています。

お裁縫初心者の生徒さんももちろんいらっしゃいますが、

ミシンのかけ方やきれいに仕上げるコツなど、お教えしますので大丈夫です。

何より生徒さんの間で、相談できるし出来上がった作品を褒め合えるのが、大きなポイント。

マイペースで楽しく勉強できるのが、この講座のいいところだと思います。


横浜・菊名の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン



  


Posted by ボタン at 11:51Comments(2)教室

2014年07月07日

最近の教室

おかげ様で、先月発行されました「手ぬいでちょこっと洋服お直し」

予想以上に好調な売れ行きのようで、増刷が決まりました。

ありがとうございます!


お直し教室は、いつものように元気に開講中です。



お嬢さんのピアノ発表会に着るお洋服をお直し中です。

体に合った服ならば、きっと演奏もうまくいくことでしょう。

しかもママのお直しした服なら、心強いはずですね。

お直しでお母さまのカブも上がりますね^^




こちらは、ご自身のスカートのお直し、回を重ねてやっと仕上りました。



シンプルなセミタイトスカート、ちょっとサイズがきつくなってしまったので…

両脇に別布でマチ入れをして、幅を出しました。

縦線の強調されたデザインになり、元よりも素敵なスカートに仕上りました。



手間のかかる作業でしたが、きれいに仕上がって良かったですね。

早速試着されたところ、サイズもぴったり、仕上りにご満悦でした。


最近は、土・日曜日に教室のご希望が多いようです。



お二人の生徒さんで受講していただくことも少なくありません。

こちらは、今回が初のレッスンでした。



スカートの着丈つめを勉強していただきました。

「ただ切って上げるだけだと思っていたら、そうじゃないんですね」とご感想。

そうなんです。きれいに仕上げるために、様々なコツや裏ワザがあります。

それをしっかり覚えていただきたいので、1回限りではなく、

少なくとも数回は、この教室で受講していただきたいのです。


こちらは、もう何度も受講されている生徒さんです。



この回では、ご家族とご自分のパンツの丈つめ計3本を仕上げました!

まだまだ奥の深いお直し。頑張って勉強を続けていきましょう。


横浜・菊名の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン
  


Posted by ボタン at 14:30Comments(0)教室