2015年04月27日

最近の教室

そろそろ大型連休ですが、チカラ・ボタンのアトリエは、連休中も通常通り営業いたします。

お直しのお承りはもちろん、お直し教室・ソーイングおたすけレッスンも行います。

連休ですが、お仕事のお休みじゃないと教室に行かれないという皆様、

どうぞ、お気軽にご予約の上、チカラ・ボタンの教室にいらしてください。


教室ネタがたくさんあるのに、全然アップできなくて・・・すみません。

生徒さんは、お裁縫の初心者さんが大部分ですが、全く問題ありません。



ミシンのかけ方のコツもちゃんとお教えします。

生徒さんは、1回の授業でお二人までです。



個別対応で行っていますので、周りの進み方を気にせずマイペースで大丈夫。


季節柄、入園・入学用品など作られる方もみえました。



こちらは、パパのワイシャツを利用して、お子さんのスモックにリメイク。

他のおうちのお子さんとは、ちょっと差をつけられますね。

そして入園・入学用品の定番といえば、レッスンバッグ。



子供たちに大人気の妖怪ウォッチで作ったバッグは、生徒さん初めての作品です。

これは、ご自身にとっても記念になりますね。

そして、次の回には、ちょっとレベルアップして、



こちらのリュックサックを作りました。もちろん同じ生地です。

これも見事に1回2時間の授業の中で完成しました。

更に、3回目の授業では、



こちらの巾着袋を2点も作られました。

甥っ子さんご兄弟二人のために、喧嘩にならないようにということです。

ミシンをさわるのは、中学生以来とのことで最初はかなり緊張されていましたが、

回を重ねる毎に、どんどん上達していくのがわかりました。


こちらは、お直し教室で、ブラウスの衿取り替えです。



黄ばんだり、傷んでしまった衿も、取り替えればまだまだ着られます。

取り外した衿を基に、型紙を作って、新品の生地で取り直し、



とてもきれいに仕上りました。

ついでに衿先の丸みも大きめにして、可愛くなりましたね。

自分でできれば、アレンジも自分の思い通りにできますよ。


こちらも衿つながりのお直しですが、カットソーの場合。



いわゆるボートネックで、よこに衿ぐりが開きすぎて気になるので。

ちなみにこれは後ろ側で、前側はご自身でタックを取って詰めています。

あまり詰めすぎてしまっても、着脱がしづらくなってしまうので、こんな方法にしました。



ボタンと市販のボタンループを使って、簡単なボタン開きにしました。



こんな便利グッズも大いに利用しましょう。

たくさんたまっている教室のスナップ、また機会を作ってアップしますので、お楽しみに。


横浜・大口の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン
  


Posted by ボタン at 19:41Comments(0)教室

2015年04月22日

スカートをカッコよく幅出し その2

今回も前回に引き続き、リメイクテクニックでスカートの幅出しのご紹介です。

まず、リメイク前はこちらです。



シンプルなAラインのスカートです。

ウェスト~ヒップの辺りを出したいのですが、ちょっと縫い代が足りません。

そこで、こちらはお客様ご自身でご用意された



子供用の真赤なニットスカートです。

スカートの生地に、同じ赤のストライプ模様が入っています。

とても伸びの良いニット素材なので、幅出しの足し布には最適です。

さ、これをどのように足したかというと、



この脇の縫い目にプラスして、



このようになりました。

どうですか?何だかリメイク前より、こちらの方が、カッコよく見えませんか?



このまま売っていたと言われても、違和感がないように思います。

そして、ウェスト部分には、フィット感をよくするため、



中にゴムを通しています。

見た目だけでなく、はきごこちも重視しなければいけませんから。

こちらのお客様は、素材の合わせ方がとてもお上手です。

元のデザインを活かしつつ、もっといいモノにグレードアップさせています。

これなら、まだまだ着られそうですね!

ですから、サイズの合わなくなってしまった服ももうダメだ…と諦めないでください。

できるだけお客様のご希望に添えるよう、頑張ってみます。

どうぞ、お気軽にご相談ください。


横浜・大口の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン
  


Posted by ボタン at 19:37Comments(0)リメイク

2015年04月17日

スカートをカッコよく幅出し

2冊目の本「手ぬいでちょこっと洋服お直し サイズアップ編」が発売になり、

書店さんの手芸本のコーナーを覗くと、前作本と並べて置いてくださっていたりして、

思わずニッコリ!としてしまいます。

お裁縫好きの方もそうでない方も、どうぞぜひ一度お手に取ってご覧ください。


今回は、スカートの幅出しをリメイク的に、カッコよくアレンジしてみました。

お直し前のスカートはこちらです。



黒無地に白の飾りステッチが効いたお洒落なデザインです。

ウェスト~ヒップのあたりを中心にサイズ出ししたいところ…しかし、

ダーツやタックが全くなく、脇の縫い代分だけでは足りません。

このような場合は、脇に足し布をするのが通常なのですが、この足し布が問題。

※当アトリエでは、別布を使用する場合、原則はお客様にご用意いただきます。

ただ、スカートそのものと全く同じ素材はまず見つかりませんし、

近いものでも、やはりちょっと違うと目立つし、なんか野暮ったくなってしまいます。

…と、ここでとても良いものを発見しました。



こちらです!共のベルト、しかもそこそこ幅もあります。

これを両サイドにプラスすれば、ちょうど理想的なお直しができます。

お客様にご了解をいただいて、やってみました。こちらです、



ベルトには縦方向にスーッとステッチが入っていましたので、それを活かしました。

ヒップから下は、足し布すると逆に幅が出過ぎてしまうので、

スカート本体の幅を若干けずって、調整しながら接ぎ合わせてみました。

平面に置いて見ると、こんな感じです。



スカート本体のステッチと、幅出しした足し布のステッチが一体感があるので、

いかにも「付け足しました」という感じがせず、自然に見えると思います。

しかもステッチで、タテのラインが強調されて、カッコよく見えます。

ベルトを使って大正解でした。


そして、こちらはおまけ。おそろいのトップスです。



ノースリーブのインナーですが、こちらもちょっときつめ。後ろから見ると、



ウェストがキュッと締まっていて、実はこのような変則的なファスナー開き。



裾側が開いて、途中から閉めるようになっているので、開閉がしにくい。

そこで、お客様のご提案で、このファスナーを外してしまい、

そこに、別布を三角形にはめ込んでみました。



これなら着脱もスムーズで、ストレスがありません。

それにファスナー開きよりも、今風でおしゃれな印象になりました。

ちなみにここで使った別布は、やや厚手のシフォンのような素材です。


お直しもただ単にサイズを調整するのでなく、こんな風にリメイクの要素をプラスして、

カッコよくアレンジすれば、元のお洋服よりずっと価値も上がるし、

元々好きだった服が、もっともっと好きになること間違いなしです。


横浜・大口の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン

  


Posted by ボタン at 19:22Comments(0)リメイク

2015年04月11日

出版記念イベント行います。

いよいよ「手ぬいでちょこっと洋服お直し サイズアップ編」が発売になりました。



全国書店の手芸本のコーナーで見つけてくださいね!Amazonでもお取り寄せできます。

もちろん、チカラ・ボタンのアトリエでも販売しております。

教室にいらしたついでに、お直しをお持ちになったついでに…どうぞご覧ください。


そしてこの度、何とこの本の「出版記念イベント」を行うことになりました!

来月、5月30日(土) 一日限りのイベントとなります。

場所は、横浜・妙蓮寺の本のオアシス石堂書店さん、1階のイベントスペースにて。

11:00~17:00 この本で実際にお直ししたお洋服の作品展示コーナーを設けています。

本を読んだだけではわかりにくかったところなど、お手に取ってご覧いただけます。

私もその間、コーナーに常駐しておりますので、ご質問などありましたら、

どうぞお気軽にお声をおかけくださいませ~。

本以外のお直しに関する質問でも、雑談でも何でも大歓迎ですよ。

そして更に、この日のために用意した私のハンドメイドの小物(何点できるかな?)と、

この本の撮影を担当してくださいました、フォトグラファーの柳田隆司さんお手製の

ふわふわシフォンケーキも特別に限定販売いたします!

私もご馳走になりましたが、本当にハンパなく美味しいシフォンケーキです。

ぜひ一度ご賞味ください。


そして、更にさらに、何と

14:00~15:30 この本の編集者の青木奈保子さんと私とのインタビュー形式で、

トークイベントも行います!

手ぬいでお直しするポイントや綺麗に仕上げるコツなどこっそりお教えします。

また、私がお直しを始めたきっかけやお直し屋のこぼれ話などなど…

そして質疑応答タイムも設けていますので、どんどんご質問ください。

こちらの一方的なトークではなくて、皆さんにもどんどん参加してほしいです。

トークイベントに参加の皆様には、柳田隆司さん特製のシフォンケーキ付きの特典も。

ただし、トークイベントご参加は、先着20名様までとなります。

ご希望の方は、お早目にご予約ください。


作品展示コーナー、販売コーナーのご観覧は無料ですが、

トークイベントは、有料となります。

※石堂書店さん、またはチカラ・ボタンのアトリエで新刊の本をご購入いただきますと、

無料でご参加いただけますが、他店でご購入の場合は有料(500円程度)となります。

石堂書店さんに本をご予約いただいて、当日のご購入でも構いません。

詳細は、石堂書店さん(TEL 045-401-9596)までお問い合わせください。


まだちょっと先のイベントですが、今からとても楽しみです。

ぜひたくさんの皆様のお越しをお待ちしております。


横浜・大口の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン






  


Posted by ボタン at 14:49Comments(0)その他

2015年04月08日

スーツをイメージチェンジ

今回のお直しは、世界的な有名ブランドのレディススーツです。

こちらがお直し前の上下。



お客様としては、あちこち気になる部分があるそうですが、

最もお気にされていたのは、



こちらの上着の大きな金ボタン。

一つ一つにボリュームも重みもあるので、確かに目立ちます。

そして、肩幅・身幅が若干大きく、袖丈もやや長め…と。

袖口はこのような特徴のあるデザイン。



通常袖丈つめは、袖口で行いますが、このような場合はそれが難しいので、

肩山でつめることになります。

全てのお直し作業をした結果、このようになりました。



ウェストのあたりをシェイプしたので、メリハリができました。

そして、ボタンを全て金ボタンから、樹脂のデザインボタンに取り替えたら、



かなり見た目の印象が変わりました。女性らしい優しい印象になったと思います。

手っ取り早いイメージチェンジには、ボタンの取替が最適です。

ボタン選びの際には、面倒でもお店にお洋服を持って行きましょう。

頭の中で覚えていても、実際に合わせてみると、全く違ってしまって大失敗…

なんていうこともありますし、1個2個の問題ではありませんからね。


そして、スカートももちろんお直しします。



こちらがお直し前で、シンプルなセミタイトスカートでスリットやベンツはありません。

こちらも幅を少しスリムにして、若干着丈が長めでしたので、ひざ丈につめました。

幅をつめると、裾回りがその分狭くなるので、歩幅が狭くなり歩きにくくなります。



そこで、後ろ側の裾付近に突合せのスリットを作りました。



持ち出しの重なるベンツにするには、共布がある程度必要となります。

こちらのスリットでしたら、そこそこ縫い代がついていれば作ることができます。


お直し後の上下は、こちらです。



かなりイメージが変わりました。

良い素材・良い仕立てのお洋服は、なかなか処分はできません。

お直しで再び着られるようにイメージチェンジしてみませんか。


横浜・大口の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン






  


Posted by ボタン at 09:05Comments(0)お直し

2015年04月04日

スカートのウェスト出し、ベルト取外し編

あっという間に、早くも桜が散り始めました。

さ、どんどんブログをアップしていかないといけません。


今回は、レディースのスーツのお直しですが、スカートのアレンジを中心にご紹介します。



こちらのノーカラージャケットとスカートの上下です。

やはり、かなりの年月を経ているお洋服のようです。

ジャケットは、お約束のように大きな肩と長い着丈が気になるそうです。



肩幅は、今回片方で2㎝ずつつめて、肩パットを薄くしました。

そして、着丈はなんと20㎝近くカットしました。



かなり印象が変わりますね。軽やかになりました。


そして、スカートはお直し前がこちらです。



全体的には、定番的なヒザ下丈のタイトスカートです。

ウェストは、ダーツの代わりに両サイドに少なめのギャザーが入っていて、

3㎝幅のやや硬めのベルト芯が入ったベルトがぐるっとついています。

10年くらい前までは、こんなデザインが主流だったと思います。

最近は、ベルトなしのタイプやヨーク付のスカートの方が多くなってきました。

上の写真のようなベルト付のタイプは、ジャストウェストで穿くので、

少しでも太ってしまうと、ベルトが食い込んでとても苦しい思いをしてしまいます。

そこで、今回はベルトなしのタイプにデザイン変更。



見た目にもこっちの方が、ずっとラクそうな感じですね。



着丈も少しカットしました。そして、カットした残り布でウェストの見返しを作って処理。



両サイドに入っていたギャザーからウェスト寸法を出してサイズアップ。

余った分は、ダーツにして縫い込んだので、よりスッキリしました。

そして、このベルトなしデザインなら、ジャストウェストでなくても、

ウェストラインから多少下がった位置のローウェストでも穿けるため、

サイズ対応が幅広くなり、少しくらい太っても大丈夫。(でも気をつけて…)


スーツ上下のお直し後は、こちらです。



やはり全体にスッキリと軽い感じになりました。

お直しすれば、見た目だけでなく、着心地もよりラクになります。

ご相談・お見積りまでは無料でできますので、まずはお気軽にご相談ください。


横浜・大口の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン



  


Posted by ボタン at 20:23Comments(0)お直し