2015年10月28日

最近の教室 目的はいろいろ

あっという間に10月も終わってしまいそうで、かなり焦っている今日この頃です。

最近は、もちろんお直しの仕事もしていますが、カルチャーセンターやワークショップなど

アトリエの外で行う仕事が多くなって、現在は火曜日・金曜日を定休日としています。

定休日とは言っていますが、私自身は外で仕事をしていることの方が多いですね。

なかなかゆっくり休める時間もありませんが、こんな毎日も嫌いではありません。

でも、健康には気をつけないといけませんね。


だいぶ貯め込んでしまった教室のネタで今回もご紹介します。

こちらの生徒さんは、もうすぐお二人目のご出産予定で、大きなお腹で来てくださいました。



そして、勉強したかったのは、こちらのワンピース。



赤ちゃんの授乳用に、ファスナーを付けて開閉ができるようにしたい!

とのご希望で、できるかな…と当初は私もドキドキでしたが、



見事にできました!うん、やればできる!素晴らしいアイデアです。



これは、他にも使えるワザのような気がします。

今後、何かニーズがあった時には、利用させていただきましょう。


お直し教室は、少人数制ですので、お二人で満席です。



六畳の和室ですから、二人+私で部屋がいっぱいいっぱいです。

そしてこの時は、久しぶりに男性の生徒さんの姿も。



お仕事の関連で、この教室に勉強に来られました。

ミシンもなかなかお上手でしたよ。

こちらは、パンツからスカートへのリメイク。



ポーズも決まっています。

パンツのままにしておくよりも、この方がずっと素敵になりました。

頭で考えていた通りにならないことも多く、想像以上の仕上りになることも多いのがリメイク。

私もまたリメイクがやりたい!のですが、残念ながらお時間がたりません…


こちらの生徒さんは、何と世田谷からご自身のミシン持参で、来てくれました。



アトリエのミシンではなく、自分のミシンを使いこなせるようになりたい!

ごもっともなことだと思います。

私も久しぶりに、家庭用ミシンを相手にご指導しております。


チカラ・ボタンのお直し教室に通う生徒さんの目的は、人によって様々です。

皆さんの目的をまず伺った上で、最適な方法で授業を進めています。

いきなり受講の予約をするのは抵抗がある…という方は、

アトリエの見学がてら、こちらにお越しいただければ、ご相談にものらせていただきます。

まずは、お電話またはメールで、お気軽にお問い合せください。


横浜・大口の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン  
タグ :お直し教室


Posted by ボタン at 18:46Comments(0)教室

2015年10月22日

ワークショップのお知らせ

ご好評をいただいております、限定ワークショップ第3弾のお知らせです。

妙蓮寺 本のオアシス石堂書店さんにて、11月28日(土)に行います。

「ちょこっとリメイクしてみませんか? お手持ちのセーターから作るあったかルームシューズ」




気に入って買ってはみたものの、もう何年も着ていない・・・

そんなセーター、どなたでもきっと何枚かお持ちですよね。

今回は、そんなセーターを利用して、これからの季節にきっと大活躍する(であろう!)

ポカポカ暖かなルームシューズを製作します。

ちなみに、上のルームシューズは、こちらのニットからリメイクしたものです。



私の着ていたカーディガンですが、手荒に洗濯してしまったため、全体に縮んでしまいました。

実は、こんな感じに編目の縮んでしまったニットが、これには最適。

無地でも柄物でも、また毛玉が目立つ場合は裏面を使ってもOK。

きっとそれぞれ、楽しい作品が出来上がります。

シューズの内側は、軽くて暖かなフリース地を使用。

底面はフェルト芯を貼っているので、柔らかく履いたまま正座もできます。


すべてちくちくと手ぬいで製作していきますので、ミシンの苦手な方でも大丈夫。

楽しくおしゃべりしながら、リメイクで冬支度してみませんか?

※極端に厚手のものや目の粗いニットは、できるだけ避けてください。

衣替えの季節、ちょっとピックアップしてみてください!


日時:11月28日(土) 10時30分~12時30分 ※お時間はできるだけ余裕をみてください。

場所:本のオアシス石堂書店2階

参加費:1,500円 材料費込み(裏のフリース地・接着芯など)

定員:10名

持ち物:お手持ちのセーター・フリースなど、裁縫道具(お貸出しもできます)

お申込みは、石堂書店(TEL:045-401-9596)までお願いします。


もし、セーターなどお手持ちがない場合は、こちらでご用意します。(材料費別途)

皆様のお申込みをお待ちしております。


横浜・大口の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン




  


Posted by ボタン at 19:11Comments(0)教室

2015年10月16日

ガウンの裏地取替

日ごとに秋が深まって、そろそろ年末の心配をしなくてはいけない時期になってきました。

陽が落ちるのがどんどん早くなってきて、何だかせかされているみたいな気になってきます。

そうなると、お直しのほうもやはりザワザワとしてきています。

冬物のお直しは、どうぞできるだけお早目にお持ちください。


今回のお直しは、お部屋で着るウールのガウン。

最近は、特にお若い方はあまり着られないようですが、

寒い冬の夜には、さっと羽織れるので、重宝するアイテムでもあります。

こちらも、相当長い間、ご愛用されたのでしょう。

表側は、ほとんど何ともないのですが、裏地がかなり傷んできました。



特に衿・肩まわりの痛みがひどく、すり切れて破れてしまっていたり、



表衿の一部は、虫が喰ってしまったらしく、穴あきもチラホラと見られます。


お取替する裏地ですが、今回はお客様がご用意くださいました。



洒落た折柄のある、しっかりした材質の裏地です。

現物に付いていた裏地を取り外して、



パターンを作り、裁断して縫い合わせました。



もちろんお袖裏も付いています。



そして、衿にあいていた穴も修理して、



新品同様とまではいきませんが、かなりきれいによみがえったのでは、と思います。

これでまた、この冬も暖かくお過ごしいただければと思います。


愛着のあるお洋服は、着用回数も多くなりますので、どうしても傷んでしまいます。

「だいぶくたびれてきたから、代わりの服を買おう」と思っていざ探しても、

なかなか思い通りの商品って見つからないものです。

できるものならお直しして、この先も末永く着てみてもいいものだと思います。


横浜・大口の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン






  


Posted by ボタン at 19:47Comments(0)お直し

2015年10月10日

最近の教室

秋も深まって、朝晩はかなり冷え込むようになりました。

これからがお直しの繁忙期になりますが、その前に…

だいぶネタが貯まってきているので、せっせとアップしなくちゃ…


今回は、最近の教室の様子をご紹介します。

お直し教室には、生徒さんがそれぞれお直しなさりたいお洋服を持って来られます。

お洋服はもちろん皆バラバラだから、お直しの指導も個別に対応しなければいけません。

ですから、一度に授業で私が対応できるのは、生徒さんお二人まで。

マンツーマンの時も結構あります。


例えば、こちらはサイズの大きなTシャツの肩幅・身幅・袖幅・着丈とあちこちお直しして、

自分にぴったりのサイズにしちゃいました。



無地の赤いTシャツがご自分にぴったりのサイズで、

ボーダーのTシャツをお直しして、ほぼ同じサイズにできました。

これだけの内容をお直し屋さんに頼んだら、たいへんな高額の料金になりますが、

ご自分でできれば、もちろんタダです。


寒くなってきたせいか、コートのお直しを持って来られる方も増えてきました。



肩のラグラン線の調整は、こうして簡単なイラスト化すると、解りやすく間違えません。



ラインを引いたら、ミシンでその通りに縫っていきます。

コートなど大物は重たいし、振り回さなくてはならないし、ミシンかけも大変です。



ボタンが付いていたら、もちろん同じように移動して付け直します。

ボタン付けも授業でお教えできますが、私の新刊本「一番やさしいつくろい&お直しの教科書

には、とても詳しく解りやすく書いてあるので、授業でも活用しています。

お家でご自分でなさる方も、ぜひご参考にしてみてください。

そして、やっとお直しが完成しました。



借り物みたいに大きなダボダボしたコートでしたが、ピッタリのサイズになりました。

この秋冬は、きっと大活躍してくれるだろうと思います。


こちらも同じくコートのお直しで、着丈をご自分の希望の丈につめてみました。



「ボトムはだいたいパンツがほとんど」という方は、少し短めがしっくりきます。

ただ、ボタンの位置やポケットの大きさなど、考慮してバランスを見ながら決めないと、

後で出来上がってから、「!?」な感じに失敗することもありますから、お気をつけて。

そして、更に付属のベルトもカットして、完璧になりました。



ここまでやれば、気持ちよく着られますね。


スカートのウェスト直しも、授業では人気のアイテムです。



ベルト付けは、たぶん思っていたより難しいかもしれません。

そのあたりのコツも、惜しみなくぜーんぶお教えしています。

この日の授業では、偶然なことに生徒さんお二人とも、



ご自分でお直ししたスカートと、生地から裁断して作ったスカートを穿いていらっしゃいました。

お話もはずみますね。


教室のネタがまだまだありますので、ぼちぼちアップしてまいります。

お楽しみに。


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Posted by ボタン at 19:50Comments(0)教室

2015年10月03日

ジャケットの肩線つめとフラップ

まず10月の予定ですが、15日(木)の営業は都合により、10:30~16:00となります。

そろそろジャケットやコートなど、冬物のお直しが入ってくるようになりました。

まだ今のうちでしたら、それほど混み合ってはいませんので、余裕があります。

10月も後半になりますと、コートなど大物のお直しで目一杯になります。

本格的に寒くなる前に、余裕を持ってお直しに出されると安心ですよね。

衣替えのついでに、ご検討いただければ助かります。


今回は、秋物ジャケットのお直しのご紹介です。



こちらがお直し前の状態です。

かなり以前にお買い求めになったそうで、スカートとのスーツになっています。

薄手の柔らかなウール素材で、ベーシックなベージュですから、

いつまでも着られそうなお洋服なのですが、やはり肩の大きさが目立ちます。

そして更に、お客様が気にしていらしたのは、



両サイドのポケット口のこの大きなフラップ。

きっとこのジャケットのデザインポイントなのだろうとは思うのですが、

これが妙に主張し過ぎていて、どうしても気になってしまうのだそうです。


この2か所を主にお直ししてみました、結果がこちらです。



ラグラン袖の肩線、四角く出っ張っている部分の肩線をそぎ落とすように縫い込み、

ちょっと厚めの肩パットは、半分くらいの厚みに抑えて付け直し。

これでだいぶ自然なラインになりました。

そして、ポケットのフラップですが、



約半分くらいの幅にカットしました。

ちょうどこのくらいなら一般的なフラップのサイズになりますので。

「これならまた着られます!処分しなくて良かった」

とお喜びいただけました。ありがとうございます。


チカラ・ボタンのアトリエには、10年前のお洋服はもちろん、

20年前・30年前の洋服が持ち込まれることも、珍しくありません。

もちろん、できる限りお客様のご要望にお応えして、お直しお承りしております。

「これはもう無理かな…」と思われた服もどうぞあきらめずにお持ちください。

じっくりお時間かけてご相談にのらせていただきます。


横浜・大口の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン





  


Posted by ボタン at 19:27Comments(0)お直し