2017年05月13日

シャツの衿ぐりすり切れ修理

お客様からお預かりしておりますお直しネタが、たくさんありますので、どんどんアップします。

今回は、シャツの衿ぐりのすり切れです。



ダンナ様のダンガリーシャツ、お気に入りだそうで、かなり着込まれていると思われます。

生地もいい感じにクッタリして、体になじんでとっても着やすくなったところで、

こんなふうにどこかが傷んでくるものです。



特に後ろ側の首が当たる部分、上衿がこんな感じにすり切れてしまいがちです。

処分して新品に買い替えるという手もありますが、

せっかくここまで着慣れて服は、なかなか手放せないものですよね。


そこで、お直しの出番です。

今までにも何度か同じような例を書きましたが、今回も例の方法を使いました。

衿は、表衿と裏衿の二枚仕立になっています。

表衿はごらんのようにすり切れてしまっても、裏衿は無傷で意外ときれいだったりして。



ね、だからこの際、上衿をいったん取外して、表衿と裏衿をひっくり返して付け直します。



ほら、こんなにきれいになってしまうというわけです。

元々の表衿のすり切れもこれ以上キズがほつれないように、補修しておきました。



これならまだしばらくは、お気に入りシャツも着られます。

この衿反転の修理の方法は、お直し屋では定番の方法です。

※裏衿の状態によっては、この方法ができない場合もあります。

処分される前に、「お直し」ということもちょっと思い出してみてください。


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Posted by ボタン at 19:27Comments(0)お直し