2014年03月01日
コートの衿取り外し
この冬、コートのお直しをたくさん承っておりますが、中にはこんなご依頼もあります。
こんなスタイリッシュでカッコいいコートですが、「この衿をなんとか取り外したい」
とのことで、なるほどそう言われると、かなり衿ぐりが詰まっています。
外からの見た目ではあまりわかりませんが、実際着てみるときっと気になりそうです。
個性的なデザインだと、どうしても着方が限られてしまったり、着心地がイマイチだったり。
そうすると、いずれは着なくなってしまう…ということにもなりかねませんね。
それでは、やっぱりもったいない。
というわけで、お直ししてみました。
一言で「衿を取り外す」と言っても、外した後をどう処理するかが問題です。
無難なのは、見返しを作って縫い合わせる方法だと思いますが、
今回のコートは、衿ぐり部分に分厚い素材の切り替えが多く入っていて、
こちらのミシンでは、縫い合わせができない恐れもあります。
そこで、こんなやり方にしてみました。
以前に別の修理でも使用したことのある「グログランテープ」でパイピング処理。
何しろ異素材を使った凝ったデザインなので、何でパイピングするかが問題でした。
グログラン素材なら、存在感もそこそこあるので、まわりの素材にも負けないかなと。
ファスナーも適度な位置でカットしました。
これでだいぶ詰まった衿から解放されるのでは、と思います。
ファーのマフラーやストールでカッコよくアレンジしていただければ。
これで少しでもご着用の回数が増えてくれれば幸いです。
横浜・菊名の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン
こんなスタイリッシュでカッコいいコートですが、「この衿をなんとか取り外したい」
とのことで、なるほどそう言われると、かなり衿ぐりが詰まっています。
外からの見た目ではあまりわかりませんが、実際着てみるときっと気になりそうです。
個性的なデザインだと、どうしても着方が限られてしまったり、着心地がイマイチだったり。
そうすると、いずれは着なくなってしまう…ということにもなりかねませんね。
それでは、やっぱりもったいない。
というわけで、お直ししてみました。
一言で「衿を取り外す」と言っても、外した後をどう処理するかが問題です。
無難なのは、見返しを作って縫い合わせる方法だと思いますが、
今回のコートは、衿ぐり部分に分厚い素材の切り替えが多く入っていて、
こちらのミシンでは、縫い合わせができない恐れもあります。
そこで、こんなやり方にしてみました。
以前に別の修理でも使用したことのある「グログランテープ」でパイピング処理。
何しろ異素材を使った凝ったデザインなので、何でパイピングするかが問題でした。
グログラン素材なら、存在感もそこそこあるので、まわりの素材にも負けないかなと。
ファスナーも適度な位置でカットしました。
これでだいぶ詰まった衿から解放されるのでは、と思います。
ファーのマフラーやストールでカッコよくアレンジしていただければ。
これで少しでもご着用の回数が増えてくれれば幸いです。
横浜・菊名の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン
Posted by ボタン at 19:44│Comments(0)
│お直し
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