2014年10月28日

ダウンの穴あき修理

ネットを通して日々、いろいろなお問い合わせをいただいております。

以前にも書きましたが、いただいたお問い合わせにには、

当日か遅くとも翌日までには、ご返信しております。

どんなお問い合わせにも、必ずお答えしております。

しかし、一部携帯からのお問い合わせにご返信した場合、

恐らく迷惑メールフィルターによって、メールが届かないことがあります。

特に最近は、困ったことにこの現象が多発しております。

もし、お問い合わせ後、数日経過しても返信が届かないということがありましたら、

迷惑メールフォルダをご確認いただくか、お電話で直接お問い合わせください。

私としては、できるだけメールのお問い合わせより、お電話のほうが、

ご説明も詳しくできますし、確実にご返事できるので、助かります。

ネットはとても便利ですが、いろいろ問題もあります。

皆様のご理解・ご協力をいただけますと、たいへん助かります。よろしくお願いいたします。


さて、最近お承りした、特殊な分野の修理です。

ダウンの穴あき修理

これだけではわかりにくいと思いますが、実はダウンコートの裾にできてしまった穴あきです。

恐らく、気づかないうちに、ストーブのような何か熱いものに触れてしまって、

布地の表面が溶けて穴があいてしまったのではないか、と思われます。

白く見えているのは、中綿のダウンが入っている中袋です。

この中袋は、穴が開かず無事だったのは、不幸中の幸いでした。

しかし、このままでは、この白いモノが外から見えてしまって、気になります。

そこで、何とかやってみました。

ダウンの穴あき修理

どうにか工面した共布を裏側から当てて、ミシンステッチで抑え縫いします。

そして、縫い目に近い部分の破れは、縫い目の中に縫い込んで、

修理した部分が表に出ないように、縫い代をキチンと中綴じします。

ダウンの穴あき修理

そうすれば、表からはまったくわかりません。

ところで、当て布にした共布は、どこから工面したかというと、

ダウンの穴あき修理

ここからです。ポケットの中の口布のず~っと奥のほうからいただきました。

ここからなら、ほとんど影響はありませんので。

お客様のお気に入りのダウンだったようで、とても喜んでいただけました。

ありがとうございます!

このようなキズは、ご本人もちょっとわかりにくい位置にできていることがあります。

衣替えなどご着用前に、よく確認してみてください。

いざという時に、慌ててしまわないように。


そして、ダウン製品の修理は、ほとんどのお直し屋では、断られてしまいます。

特殊なアイテムなので、扱いが難しいということもありますが、

ダウン製品が、これだけ普及している現代ですから、当然お直しのニーズもあるはず。

チカラ・ボタンは、できるだけダウンの修理にもチャレンジしています。


横浜・大口の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン






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Posted by ボタン at 20:38│Comments(0)お直し
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