2016年07月19日

衿・袖口リブのすり切れ修理

7月23日(土) まことに勝手ながら臨時休業させていただきます。申し訳ございません。


夏休みシーズンとなって、ワークショップや一日講座のお知らせが続きますが、

今回は、どっぷりお直し、しかも得意の修理ネタです。


衿・袖口リブのすり切れ修理

かなり長く着こまれたのであろうジャンパー(ブルゾン)の衿元です。

もう少し寄って見ますと、

衿・袖口リブのすり切れ修理

こんな状態になってしまっています。

相当な重傷です。というか、よくここまで着られました。

衿・袖口リブのすり切れ修理


元々衿の高さがかなりあるので、その分たくさんすり切れてしまったものと思われます。

そして、すり切れは衿元だけでなく、袖口にも。

衿・袖口リブのすり切れ修理

寄って見ますと、

衿・袖口リブのすり切れ修理

これもかなりなもんです。


衿も袖口も、リブを2つ折りにして縫い付けられているので、

どうしてもその折山の部分が擦れて、線状に破れてしまいます。

もしも同じリブの生地があれば、新しいものに付け替えるのが一番いいのですが、

同じ生地は、まず探しても見当たりません。

ここは、元の生地を使っておきましょう。

なので、どうやって修理したかというと、

衿・袖口リブのすり切れ修理

破れているリブの折山でカットし、半分の幅で作り直し、縫い付けてみました。

衿・袖口リブのすり切れ修理

その分、もちろん袖丈が短くなりますので、ご了承ください。

そして衿元もこのようになりました。

衿・袖口リブのすり切れ修理

衿幅がやはり半分になります。

が、一見すると新品同様にきれいになります。

ちょっとおとなしめな感じになりますが、スッキリした感じにもなります。

特に女性の方は、「ファンデーションがつきにくいので良くなった」というお声もいただきます。

リブは半幅にカットしましたので、あともう半分残っていますから、

更にまた着続けても、修理ができますから安心ですね。

ずーっと着続けて、着やすくてどうしても手放せない服って、ありますよね。

傷んでしまうのは仕方ないことですが、何かお直しの手立てはあると思います。

簡単にあきらめずに、ご相談いただければと思います。


今回のお直しは、私もお世話になっている大倉山のスタイル鍼灸整骨院の先生よりいただきました。

仕事柄、頸・肩・腰・股関節に至るまでダメージを受けてしまいます。

それでも仕事が続けられるのは、こちらの先生の鍼治療のおかげなんです。

それに、手足先の冷えとか、めまいとか、花粉症とか、鍼灸には関係なさそうなことまで、

丁寧に見て、施術してくださいますよ。

「最近どうも体調が良くないな…」という方は、ぜひ一度施術を受けてみたらいかがでしょうか。


横浜・大口の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン










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Posted by ボタン at 20:37│Comments(0)お直し
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