2012年07月20日

デニムの穴あきミシン修理

いよいよ梅雨も明けて、本格的な夏に突入しました。

私は、冷房が苦手なのと、汗だくで仕事したほうがやってる感があるし、

後のビールもおいしいし…で、あまり冷房を入れません。

しかし…今日の昼間の暑さには、さすがに危険を感じました。

集中力も途切れてしまうので、適度に冷房を使いましょう。


先日、ご新規のお客様より、デニムの修理のご依頼をいただきました。

デニムの修理は、自分の好きなアイテムなのですが、

こだわりのあるお客様も多いので、細かな注意も必要です。

今回は、元々ダメージ加工のデニムだけれど、穴が大きくなってしまったもの。

2箇所のうちの一つがこちら。

デニムの穴あきミシン修理

ポケット下のちょっと微妙な位置です。

デニムの穴あきミシン修理

かなり大きくて、完全に穴が明ききってしまっています。

やはりこの穴は、中が見えないように塞いでしまったほうがよろしいということで、

デニムの穴あきミシン修理

裏側から同じようなデニムの生地を当てて、ミシンで粗めに細かく?たたきます。

大抵は共布がありませんので、同じように色抜けしたデニムを探して使います。

ウール地などは細かな針目でたたきますが、デニムの場合はラフな感じにします。

まわりのブルーのモシャモシャは、他と合わせてあえて残しました。

そしてもう一箇所は、ヒザのあたりのこの穴あきです。

デニムの穴あきミシン修理

お客様のご希望で、「これ以上大きくならないようにしてほしいけど、

穴は、あいた状態のままにしたい」ということでした。

ど~しようかなぁ…といろいろ考えた結果、こんな仕上りになりました。

デニムの穴あきミシン修理

表側から見た目は、こんな感じです。

そして、裏側はどんなかというと、

デニムの穴あきミシン修理

こうなりました。

当て布は、デニムでなく、ダンガリー地を使用しました。

表から穴の周囲にミシンをかけて、最後に穴の部分だけくり抜いてみました。

この方法は、今回初めてやってみましたが、なかなかうまくいきました。

お直しは奥が深いので、まだまだ未経験の課題がたくさんあります。

これからもいろんな方法を研究して、果敢にチャレンジしていきたいと思っています。

それが少しでもお客様のお役に立てれば、うれしい限り。

今回もお客様には、大変喜んでいただけました。

ありがとうございました。


横浜大口の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン





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Posted by ボタン at 00:18│Comments(0)お直し
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