2024年09月25日

スラックスの破れ修理 意外と気がつきにくい

暑く長い夏が続きましたが、やっと数日前より涼しく秋らしくなってきました。

何だかホッと一安心したような気分です。

それでも例年よりは気温高めで本格的な秋はまだ先のようで。

こうなると暖かなまま一気に寒くなるのでは。

そうなるとお直し屋としても一気にお直しのご依頼が集中しそうで今からちょい心配。

お直しある方は、できるだけ余裕のあるうちにお早めにお持ちいただけますと助かります。


今までのブログでも何度かご紹介してきましたが、

相変わらずご依頼の多いお直しが、スラックスのとある破れ修理。

内股すり切れ、いわゆる「股ずれ」というヤツです。

何せ隠れている位置にできてしまうので、破れていても気がつきにくいのです。

最近も何故か数件このお直しが続きました。

今回のはこちら。

スラックスの破れ修理 意外と気がつきにくい

やはり見事にパックリといってしまっています。

でもお直しできますから大丈夫ですよ。

いつも通り、裏側からキズに合わせて別布を当てます。

そしてミシンでキズを指し埋めるように、カタカタとひたすらにかけていきます。

穴の開いていない側もかなり擦れて薄くなってしまっているので、

そちらも同様にひたすらミシンかけます。

スラックスの破れ修理 意外と気がつきにくい

表から見ると、このような状態になります。

あ~ちょっと見えにくいですね、すみません。

でも確かにキズ(穴)は塞がりました。

スラックスの破れ修理 意外と気がつきにくい

指差しているところが穴が開いていた部分です。

裏側から見るとこんな感じ。

スラックスの破れ修理 意外と気がつきにくい

私は当て布ギリギリまでミシンがかかるように仕上げています。

その方が無駄がなく、穿き心地も良いと思うので。

右手にあるのは、「シック」という元から付いているパーツです。


内股すり切れは、比較的体格の良い方、日常の動きの多い方、学生さん、

などの方々に起こりがちなトラブルです。

まあできればあまりキズが大きくならないうちに、お直しした方が良いですよ。


横浜・大口の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン



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Posted by ボタン at 19:55│Comments(0)お直し
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