2024年10月12日
ニットジャケットの着丈・袖丈つめ お家でできる方法も
10月半ばに差し掛かり、あの暑さはどこへやら。
急に涼しくというよりむしろ肌寒いくらいの気候にいきなり変わってしまいました。
特に朝晩がかなり冷えるようになってきましたので、気をつけないといけませんね。
そして急に寒くなってくると、そうです、お直し屋も急に忙しくなってきました。
夏の間はヒマを持て余すくらいでしたが、そろそろ覚悟して取り組まないと。
秋冬に着たいお洋服のお直しはお早めにおもちください。
今回は私物のニットジャケットをお直ししましたのでご紹介します。
ニット製品はご家庭では直せないと思われがちですが、必ずしもそうではありません。
お直ししたかったのはこちら。
製品のサイズはSサイズですが、低身長(150㎝)の私にはそれでも長過ぎで。
羽織ってみると異様にバランスが悪くてまだ一度も着ていませんでした。
思い切って約10㎝の着丈つめをしてみました。
どうでしょう。上の写真と比べるとまあ「ショートジャケット」という印象ですが、
私にはこれがジャストフィットな着丈感なのです。
ただニットの場合、裾のリブを移動するのが難しいので元通りにはできません。
だから裾はリブ無しでそのまま折り上げた感じの仕上げになります。
割としっかりした編地なので、この仕上でも問題ありません。
ではどのように始末したのかというと、裏側をご覧ください。
布(ニット)端を切り落として、裏地でくるんでパイピング、まつりで仕上げました。
裾縫い代には伸びないように接着芯を貼っておきました。
ジャケットとして着用の場合、人前で着脱した時に見えてもこれならOKです。
更に何よりこの素材が結構しっかりしている分、ズーンと重みもあったのですが、
それがだいぶ軽減されて、これなら肩もこらずに一石二鳥かなと。
思い切って着丈を短くして良かったな、と改めて思います。
そして更にオマケ?じゃないけど、袖丈も3㎝ほどつめました。
これも袖口のリブはもう無視して、そのまま折り上げ方式で。
こんな感じにスッキリとして見えます。
ではこちらもどんな風に始末したのかというと、
これ裏側になります。
リブ付きそのまま折り上げて、端を千鳥掛けでまつりました。
何故千鳥掛けにしたかというと、伸縮性が欲しいからです。
通常の流しまつりにしてしまうと、充分に伸縮せず途中で糸が切れてしまいます。
ですから伸びたり縮んだりさせたい時は、千鳥掛けにするといいですよ。
これならお家でもお手軽にチャレンジできるでしょう。
ちなみに身頃の裾は伸縮しなくてもいいので、パイピング仕上げにしました。
ニットのお直しは自分では無理!とは思わないでください。
いろいろチャレンジしてみましょう。
横浜・大口の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン
急に涼しくというよりむしろ肌寒いくらいの気候にいきなり変わってしまいました。
特に朝晩がかなり冷えるようになってきましたので、気をつけないといけませんね。
そして急に寒くなってくると、そうです、お直し屋も急に忙しくなってきました。
夏の間はヒマを持て余すくらいでしたが、そろそろ覚悟して取り組まないと。
秋冬に着たいお洋服のお直しはお早めにおもちください。
今回は私物のニットジャケットをお直ししましたのでご紹介します。
ニット製品はご家庭では直せないと思われがちですが、必ずしもそうではありません。
お直ししたかったのはこちら。
製品のサイズはSサイズですが、低身長(150㎝)の私にはそれでも長過ぎで。
羽織ってみると異様にバランスが悪くてまだ一度も着ていませんでした。
思い切って約10㎝の着丈つめをしてみました。
どうでしょう。上の写真と比べるとまあ「ショートジャケット」という印象ですが、
私にはこれがジャストフィットな着丈感なのです。
ただニットの場合、裾のリブを移動するのが難しいので元通りにはできません。
だから裾はリブ無しでそのまま折り上げた感じの仕上げになります。
割としっかりした編地なので、この仕上でも問題ありません。
ではどのように始末したのかというと、裏側をご覧ください。
布(ニット)端を切り落として、裏地でくるんでパイピング、まつりで仕上げました。
裾縫い代には伸びないように接着芯を貼っておきました。
ジャケットとして着用の場合、人前で着脱した時に見えてもこれならOKです。
更に何よりこの素材が結構しっかりしている分、ズーンと重みもあったのですが、
それがだいぶ軽減されて、これなら肩もこらずに一石二鳥かなと。
思い切って着丈を短くして良かったな、と改めて思います。
そして更にオマケ?じゃないけど、袖丈も3㎝ほどつめました。
これも袖口のリブはもう無視して、そのまま折り上げ方式で。
こんな感じにスッキリとして見えます。
ではこちらもどんな風に始末したのかというと、
これ裏側になります。
リブ付きそのまま折り上げて、端を千鳥掛けでまつりました。
何故千鳥掛けにしたかというと、伸縮性が欲しいからです。
通常の流しまつりにしてしまうと、充分に伸縮せず途中で糸が切れてしまいます。
ですから伸びたり縮んだりさせたい時は、千鳥掛けにするといいですよ。
これならお家でもお手軽にチャレンジできるでしょう。
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いろいろチャレンジしてみましょう。
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最近の教室 カットソーのお直し 袖口リブもやってみました
スラックスの破れ修理 意外と気がつきにくい
最近の教室 尖った襟先をマイルドに ミシン男子のリフォーム
最近の教室 ウェスト出し2種
パンツのウェスト 前フラット後ろゴム→全部ゴム仕様に
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Posted by ボタン at 20:04│Comments(0)
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