2023年06月28日

スカートの幅つめ ウェストから裾まで

蒸し暑い毎日が続いています。

そろそろ6月も終わり、今年も半分が終わりそうです。

こんなんで半年が経過してしまっていいのだろうか、と毎年思いますが。

今年はコロナの制限もだいぶ緩んでいるので、イベントや旅行など楽しめそうですね。

ただ暑いことには変わりなさそうなので、とにかく体調に気をつけていきたいと思います。


ウチのアトリエには、よく古い?昔のお洋服をお持ちになるお客様がいらっしゃいます。

元々古着を購入される方もいらっしゃいますが、

ご自身のお爺様からいただいたコートとか、お父様がお召しになっていたスーツとか、

ご家族から譲り受けたお洋服のお直しのご依頼もよくあります。

環境問題が大きく取り上げられる昨今、とても意義のあることと思います。

今回のお直しも、お母様が若い頃お召しになっていたスカートです。

スカートの幅つめ ウェストから裾まで

画像がちょっと暗く見えてしまいますが、某有名高級ブランドのシンプルなスカートです。

シンプルなお洋服なら、時間が経っても着用できる率は高いと思います。

ただ、かなりサイズが大きめで、お客様ご自身には大き過ぎました。


ご試着いただき、ピンを打ってフィッティングした結果、

ウェストから裾まで、全体に10㎝ずつ現状とほぼ平行に幅つめすることになりました。

つめ寸法が大きいので、ダーツと脇で分散しようかと思いましたが、

ダーツにきっちりとステッチがかかっていて、縫い直しはあまりきれいではないため、

素直に左右両脇でつめていきます。

左脇にはファスナー開きがあり、いったん取り外してつめた位置に付け直し。

お直し後は、こんな感じになりました。

スカートの幅つめ ウェストから裾まで

お直し前と比較すると、見るからに細長くなりましたよね。

裾幅も狭くなるので、歩きにくくならないかと心配でしたが、大丈夫でした。

細めのセミタイトというか、今流行りのナロースカートっぽい感じというか。

ちょうどヒザ丈くらいですが、今着ても違和感はありません。


ご家族が着られていた服を再び活かして着続ける。

とても素敵なことだと思います。


横浜・大口の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン



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Posted by ボタン at 18:58│Comments(0)お直し
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