2016年01月10日
革スカートの幅出しリメイク
当アトリエでは、皮革製品のお直しは、積極的にはお承りしておりませんが、
お問い合わせも多いので、できる範囲内でやっています。
そして今回は、こちらのカッコいい革のスカート。

かなり以前に購入されたそうですが、傷んでいないしまだまだ着られそうです。
しかし残念ながら、サイズがきつくなってしまい、しばらく穿いていらっしゃらないとのこと。
でも、捨てるのは勿体ない…ということで、お直しをお承りしました。
全体に幅が足りないのですが、

この通り、縫い目はピッタリで、縫い代の余分もないし、出せる余裕がありません。
仮にもし縫い代から出せたとしても、縫い目の跡が残って体裁が悪い。
こんな場合は、足し布をして幅を出します。
足し布は、もちろん共布があれば一番いいのですが、今回はそれも無し。
だったら本体に近い質感・色の素材がいいと思われがちですが…
そんな都合の良い素材は探してもまず見つかりませんし、
また類似していても微妙に違っていると、いかにも「足しました」感が出てしまうのです。
そういう時は、思い切って全く異なる質感の素材を選ぶのが正解です。
(色はできるだけ合わせたほうが、違和感がありません。)
そして、このスカートには、黒のリブニットを合わせてみました。


前後スカートの脇部分に、伸縮のきく素材を入れれば、動きも楽になります。
しっかりした革素材なので、やや太めのボリュームのあるリブが合いますね。
ウェストベルト部分は、ゴムを入れて体にフィットするように。


もちろん、裾も伸びるので、歩きやすくなります。

このようにリメイク感覚でお直しすれば、お直しした印象ではなく、
「元からそんなデザインだった」ように見えるため、違和感なく仕上がります。
更に、ゆとりもできて着心地も良くなります。
そして、何より大事な服が、リメイクによってもっともっと好きになる!
これはもう、リメイクしない手はありませんね。
今回もお客様にはたいへん喜んでいただけました。
ありがとうございました!
横浜・大口の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン
お問い合わせも多いので、できる範囲内でやっています。
そして今回は、こちらのカッコいい革のスカート。
かなり以前に購入されたそうですが、傷んでいないしまだまだ着られそうです。
しかし残念ながら、サイズがきつくなってしまい、しばらく穿いていらっしゃらないとのこと。
でも、捨てるのは勿体ない…ということで、お直しをお承りしました。
全体に幅が足りないのですが、
この通り、縫い目はピッタリで、縫い代の余分もないし、出せる余裕がありません。
仮にもし縫い代から出せたとしても、縫い目の跡が残って体裁が悪い。
こんな場合は、足し布をして幅を出します。
足し布は、もちろん共布があれば一番いいのですが、今回はそれも無し。
だったら本体に近い質感・色の素材がいいと思われがちですが…
そんな都合の良い素材は探してもまず見つかりませんし、
また類似していても微妙に違っていると、いかにも「足しました」感が出てしまうのです。
そういう時は、思い切って全く異なる質感の素材を選ぶのが正解です。
(色はできるだけ合わせたほうが、違和感がありません。)
そして、このスカートには、黒のリブニットを合わせてみました。
前後スカートの脇部分に、伸縮のきく素材を入れれば、動きも楽になります。
しっかりした革素材なので、やや太めのボリュームのあるリブが合いますね。
ウェストベルト部分は、ゴムを入れて体にフィットするように。
もちろん、裾も伸びるので、歩きやすくなります。
このようにリメイク感覚でお直しすれば、お直しした印象ではなく、
「元からそんなデザインだった」ように見えるため、違和感なく仕上がります。
更に、ゆとりもできて着心地も良くなります。
そして、何より大事な服が、リメイクによってもっともっと好きになる!
これはもう、リメイクしない手はありませんね。
今回もお客様にはたいへん喜んでいただけました。
ありがとうございました!
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