2021年12月29日

最近の教室 年末まで大盛況でした

いよいよ今年も本当に残りわずかとなってしましました。

今年はアトリエ最終日まで、お客様や教室のご予約が絶えず。

ブログの投稿をしている時間が全くありませんでした。

今はもう既にお休みに入っていますが、来年1月4日(火)まで休業させていただきます。

5日(水)より再開しますが、ちょいちょいご予約も入っている状況です。


お直し教室は特に年末ギリギリまでほぼ毎日行っていたほどの賑わいでした。

今回は、そんな教室の様子をご紹介します。


まずは、基本から勉強されているこちらの生徒さん。



スラックスの丈つめ、前回はシングル、今回はダブルをマスターしました。



きっちりきれいに仕上がっていて、気持ちがいいですね。

徐々に難易度を上げて勉強していきましょう。


こちらは、年くらい前に購入したお洋服をお直ししたいと、受講されています。



毎週1回~2回受講中で、とても熱心に通われています。

今回の課題は、こちらのジャケットの肩幅と袖幅つめ。



肩幅ですが、本来は袖を取り外して、身頃を若干カットするのですが、

このジャケットは、身頃の肩線に切替があったので、袖を外さずにできました。

思い入れのある服はやはり捨て難いものですね。頑張ってお直ししましょう。


こちらの生徒さんは、7~8年ぶりくらいに教室に来てくださいました。



久しぶりに再会できて、とってもうれしいです。

今回のお直しは、旦那様のシャツの袖丈つめ。



上にあるのがカットした分で、短冊も移動してカフスを付け直しというちょい手間もの。

若干複雑なお直しですが、落ち着いて行えばきっと大丈夫ですよ。

ウチの教室は、受講の期限は全くありませんので、

しばらく受講の間があいてしまった、という方も気兼ねなくお越しください。


そしてこちらの生徒さんは、既にお直しのお仕事をされていて、



スキルアップのために、こちらの教室に勉強しにいらっしゃいました。

今回の課題は、デニムのすり切れ修理、ミシン刺しでした。



とても丁寧なお仕事で、きれいに仕上がっていました。

この生徒さんのように、お仕事がらみでの受講される方は時々いらっしゃいます。


さて続いては、ミシン男子2名。



がっしりした体の大きな男性ですが、手先は繊細な動き。

ちょっと手間のかかる、パンツのマチ入れを伴うウェスト出し。



本体とベルトの両方に別布継ぎ足し、しかも縫い代の始末はパイピング。

完成までには5回ほどかかりましたが、それだけに達成感もひとしお。


そしてこちらはつい最近受講を始めたミシン男子。



全くの初心者さんでミシンをかけるのも初めてとのことでしたが、

「本当に初めてですか?」と思わず聞いてしまったほど、ミシンがお上手です。

今回は、タオルハンカチがかさばるので、半分のサイズに分けて使いたい、



という大変実用的な内容で勉強しました。

端の始末は、ロックミシン、ロック+ミシンステッチ、パイピング、といろいろ行いました。


年明けからのレッスンもぼちぼちご予約いただいています。

コロナの状況もまだ安心はできませんし、ここにきての厳しい寒波。

皆様、どうぞお体にはお気をつけて、良いお年をお迎えください。


横浜・大口の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン  


Posted by ボタン at 18:40Comments(0)お直し教室

2021年12月16日

なくしてしまった…コートの肩章作り

ここのところずっと仕事に追われてバッタバタとなっておりまして、更新ができずにいました。

先日来、お直しのご依頼が集中し、作業の納期が迫ったところに、

お直し教室の授業のご予約もまた集中し…本当にありがとうございます!

やっと少しだけ区切りがつきましたので、ここで投稿しておかないと。

お直しの納期につきましては、内容にもよりますが現在約1か月ほどいただいております。

お直し教室につきましては、年内の枠はほぼ満席状態です。

ちなみに年内は、12月27日(月)までとなります。

年明けは、1月5日(水)からとなりますので、よろしくお願いいたします。


今回ご紹介するお直し事例は、都合あってだいぶ以前にお承りしたものです。

お客様からのご相談は、こちらのコート。




左右両方にあったはずの肩章が、なぜか片方なくなってしましました。

コート自体はまだ健在なのに、これはかなり悲しいことです。

ここは何とかしなければ!

しかし新たに作ろうにも、もちろん共布もなく…あちこちを検証した結果、


ここから共布が取れることが判明、ポケットの中の袋布です。


これを使います。

残っているもう片方の肩章を型にして、作り直してみました。


これで2本揃いました。

そして、共布を取ったポケット袋布は、もちろん別布をあてがってちゃんと使えるように。



これでまた、元のように着られるようになりました。



今度は失くさないようにお気をつけくださいませ。


お洋服の困りごと、お悩みごと、諸々ありましたらお気軽にご相談ください。

お役に立てましたら、幸いに思います。


横浜・大口の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン  


Posted by ボタン at 18:45Comments(0)お直し

2021年12月01日

デニムの修理2点

11月中にもう1回更新しようと思っていたのですが、何かととりこんでしまい…

結局12月に入ってしまいました。今年もあと1か月を切りました。

お直しのお承りは、おかげさまでここのところずっと増え続けておりまして。

お客様には仕上がりまで1か月くらいお待たせしております。すみません!

一応表向きには既存のお客様のみお受けできます、としておりますが、

お時間を充分にいただけるようであれば、ご新規のお客様もお受けしております。


サクッとデニムの修理を2点ほどご紹介いたします。

まずはこちらの後ろポケット口の破れ。



いつも同じところにお財布を入れられていたようです。

何かの拍子にビビっと破れてしまったのでしょうか…

破れているあたりのステッチをいったん解いて、必要な個所をミシン修理します。

そして元通りに付け直すと、



このように何事も無かったかのようにお直しができました。

実はこれはかなり上手くいった例でして、いつもいつもこうはできません。

予めご了承ください。

ですが、毎回最善を尽くしてお直しに取り組んでおります。


そして、同じくデニムの裾です。

足のかかとで踏むか蹴るかで、裾付近がすり切れてしまっていました。

裏から当て布してミシン修理をしたのがこちらです。



色の薄くなっているあたりが、すり切れてしまっていた部分。

よ~く寄って見ないとわからないくらい、ミシンステッチがなじんでくれています。

また裏側はどうかというと、



別のデニム生地で当て布にしました。

「裏から見てもきれいに」を常に心掛けつつ、仕事に取り組んでおります。


横浜・大口の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン  


Posted by ボタン at 17:44Comments(0)お直し