2012年03月31日

ロングタイトスカートからバルーン調スカートにリメイク

おっと…ぼんやりしてたら3月も終わっちゃうので、慌てて更新しています。

先日ご利用くださいましたご新規のお客様よりのご依頼のリメイクです。



ややショート丈のバルーン調のスカートにしてみました。

淡い色合いがとても春らしいですね。

実は、これ元のデザインは、なんと…



丈がくるぶしまであろうかと思われる、ロングタイトスカート!

ひと昔前には、こんなスカートが大定番でしたよね。

改めて見てみると、ちょっと長すぎてイマドキではない感じです。

そこで丈を思い切って短くカット、残布を利用して脇にマチを入れて、



幅を出した分、裾をタック状につまんでバルーン風に仕上げました。

実はこれ、お客様のアイデアです。私は、それを形にしただけ。

素敵なアイデアでしょ。

そして更に、元々はジャケットもお揃いのスーツでした。



このままだと、やはり素材が素敵なだけに残念な感じが否めません。

リメイク後のスーツはこちら。



コンパクトにまとまって、軽やかな感じになりました。

ジャケットの肩とお袖丈も少しつめたのですが、わかりますか?

キュートな感じがお客様にとてもよくお似合いで、喜んでいただけました。

私も楽しく作業をさせていただきましたし、また勉強にもなりました。

ありがとうございました。


横浜大口の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン


  


Posted by ボタン at 22:29Comments(0)リメイク

2012年03月19日

ジャケットの肩幅つめと袖丈つめ

花粉が飛んでるわ~。目がかゆい。

このくらいの時期になると、お子さん達の制服のお直しが増えてきます。

可愛い園服の着丈やお袖丈を出したり、つめたりとか、

男の子の学生ズボンの丈をできるだけ出して!とか、

女子学生のスカート丈、こんなに短くしちゃっていいのかな~とか。


ジャケットの肩幅つめの例をご紹介します。

こちらは、前回のブログでコートのお直しをご依頼いただいた同じお客様より。

すみません、小出しにさせていただいております。



手触りの良いウール地で作られたシンプルなデザインのジャケットです。

着まわしのきくお洋服ですが、肩がやや大きくボックスシルエットなのがちょっと残念。

そこで、肩幅を2cmほどつめてみました。



これだけで、こんなにすっきりスマートになります。

たぶん着用されたほうが、もっと違いがはっきりわかると思います。

そして、肩をつめると同時に肩先でお袖丈も少し短くしました。

通常お袖丈は、袖口で丈をつめますが、

ボタンホールがあいていたり、デザインがあって移動ができない場合など、

肩先でつめることもできます。

ただし、つめ寸法にもよりますので、詳細はご相談ください。


そして、作家さん達にお知らせ。

妙蓮寺の雑貨+古着リメイク+童画の店 路地裏のTOMY工房さんでは、

レンタルスペースのお申し込みを募集中です。

今ならお試し価格で、6日間で3,500円~とお手頃なお値段。

詳しくは、お店にお問い合わせください。TEL 045-479-6289

私も作品を置かせていただいたり、お直しのお取次もお願いしています。

もちろん楽しい雑貨もたくさんありますので、ぜひお立ち寄りください。


横浜大口の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン







  


Posted by ボタン at 23:22Comments(0)お直し

2012年03月12日

コートの衿をリフォーム

今日は、朝から花粉たくさんが飛んでます。

きっと花粉症の人なら、みんなそう思っていると思いますが。

たぶん今日一日で、20回以上くしゃみをしていると思います…

一方だいぶ日が長くなってきて、春もそこまで来てるな~と感じる今日この頃です。


サイトをご覧いただいたご新規のお客様より、コートのお直しのご依頼でした。



キャメルカラーの素敵なコートですが、衿がちょっと大きく広い開きも気になります。

そして、お袖幅もかなり大きいので、風が入ってしまって寒いとのことでした。

とてもいい素材なのですが、やはりちょっと以前のお品物なので、

デザインが全体に大きくできてしまっているのです。

そこで、気になる部分をお直ししました。



まず大きな衿開きは、ボタンをもう一つ上にプラスして、小さくします。

前端の若干のカーブは、真直ぐにせず、あえてそのまま利用したのですが、

違和感なく出来上がったと思います。

追加したボタンホールは、久しぶりに手かがりで作りました。上出来です(自画自賛)

ラペルの幅がやや広かったので、少しカットして、シャープな感じに。

そして、大きなお袖も全体に幅をつめて、スリムにしてみました。

全体を見ると、こんな感じです。



まだ寒い日もあるので、仕上がりが今シーズンに間に合って良かったです。

今日も風の冷たい夜でしたので、早速このコートを着てお帰りになりました。

私の方まで、何だか暖かい気持ちになりました。

ありがとうございます。


横浜大口の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン


  


Posted by ボタン at 23:30Comments(0)お直し

2012年03月02日

コートの肩幅つめ

少しずつ暖かくなってきたな~と思ったら、もう3月になっていました。

ということは、いよいよ本格的な花粉シーズンに突入。

私もだいぶ前から、「花粉きてるな…」と気がついてはいたのですが。

私の場合、人生の半分以上が花粉症なので、今更ジタバタしません。

うまくつき合っていこうと思います。これはもう仕方のないことなので。


おかげさまで、お直しのご依頼が最近グッとふえてきました。

今回は、お得意様のS様からのご依頼です。



ソニア・リキエルのアルパカのロングコートです。

このままでも、もちろん素敵なデザインですが、

まず、着丈がすごく長いので(たぶんくるぶしくらいまであるのでは)重い印象です。

あと、お客様が着られると、肩が大きくて落ちてしまいます。



そこで、肩幅を左右とも2cmずつつめました。

今回肩パットは、それほど厚くなかったので、そのまま使用しました。



写真ではちょっとわかりにくいのですが…、2cmのつめでもかなりスマートな印象になります。

そして、着丈は思い切って20cm近くカット。



お直し前に比べると、すっきりカッコいいコートになりました。

今シーズンもまだもう少し着られる機会もありそうですね。

今回もありがとうございました!

この冬は、コートのお直しがとても多かったように思います。

お客様の多くは、シンプルでベーシックなコートを買おうと思って探したものの、

こんなに世の中にたくさんの服が売られているのに、欲しいものが見つからない。

そこで、10年前・15年前に買って、ずーっとしまっておいたコートを出して、

着てみたけれど、肩幅がやたら大きく、すんごい厚いパットが入ってる、

その上、着丈もひきずるくらい長くて、これはそのままではとても着られない。

でも、その頃の服って、とてもいい素材を使っていたりして、捨てるのはもったいない。

それで、お直ししようと思いました、ということでした。

あの頃?は、そんなデザインが標準的だったんですけどね。私も持ってます。

こんな時に役立つのは、お直しの技。

やってて良かった。


横浜大口の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン









  


Posted by ボタン at 23:34Comments(0)お直し