2022年12月29日

最近の教室 インナーをカスタマイズ

あっという間に今年も残りあと2日となりました。

年末からお正月にかけて、関東のお天気はほぼ穏やかな晴れのようで、

お洗濯や大掃除や買い出しなど、はかどって何よりだと思います。

アトリエは既にお休みに入っておりまして、新年は1月4日(水)よりスタートします。


今年もたくさんの生徒さんがチカラ・ボタンの教室に来てくださいました。

先日の教室から、「リメイクで自分仕様のインナー作り」のご紹介です。

材料は、シンプルな白のタンクトップ型のインナーです。

ウェストくらいの位置で上下に切り離しました。



と同時に、別の黒コットン生地を縫い合わせておきます。



そして、切り離したインナーの上部分と、先程の黒生地を縫い合わせます。

更にロックミシンで布端の始末をします。




そして、出来上がったのがこちらになります。



黒の生地はインナーの下部分で、脇にスリットが入っています。

このインナーを着て、上から手持ちのシャツやブラウスを着れば、

お手軽にレイヤードスタイルが楽しめて、着慣れたトップスもリフレッシュできます。

更に、インナーと合わせているので、かさばらず特に暑い季節には最適です。

色違いでブラウンの生地でも作りました。



生徒さん自身がいろいろ考え、じっくり相談してご希望のインナーが出来上がりました。

皆さんのアイデアを形にするため、私も様々なご提案をしています。


お直し教室も1月4日(水)からスタートの予定で、既にご予約もいただいています。

来年も一緒に頑張りましょう。

もちろん、お客様のご希望を実現するお直しのお承りも継続します。

どうぞ良いお年をお迎えください。


横浜・大口の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン  


Posted by ボタン at 19:39Comments(0)リメイクいろいろ製作教室

2022年12月19日

最近の教室 バックリボンワンピースの製作

カウントダウンのようになってきましたが、今年もあと2週間足らずとなりました。

仕事の方もバタバタとしておりますが、年内仕上げの分は何とか上げられそうです。

アトリエの年末年始ですが、12月27日(火)~1月3日(火)はお休みをいただきます。

お直し教室も年内ギリギリまでご予約をいただいており、

既に来年1月~のご予約もボツボツ入ってきています。

ありがとうございます。


今回は、久しぶりに洋裁教室からの生徒さん作品のご紹介です。

今季節は真冬ですが、先日完成したのは、こちらの夏物ワンピース。



ちょっとポーズをつけてもらいました。

実はこちらのワンピース、ウェストを絞らずふわ~っとしたシルエットなのですが、

街中で着るには、ベルトか紐で絞った方がいいかも、ということでやってっみました。



確かにこれなら違和感ないですね。

でもリゾートで着る時は、ウェストを絞らずに無造作に着るのもいいと思います。

そしてなんといっても、後ろ姿が素敵なんです。




この大きなリボンがデザインのポイントです。

手描き風のチェック柄が、子供っぽくならずにお洒落な印象を出しています。

実際に着るのは、来年の夏になってしまうと思いますが、

それまで待つのもまた楽しいことですよね。


そして、一つおまけ。

こちらのボーダーニットのセットアップは、ワンピースからのリメイクです。



これ写真で見るより、実際に来てもらったほうがもっといいのですが。

当初、生徒さんはワンピースをトップスに、着丈をつめるだけと考えていました。



こんな感じのプルオーバーですね。

裾をカットして、縫い代にロックをかけてミシンステッチで裾上げ。

で、余った方を見たら、これはスカートにもできるかもよ、というわけで。



更に布端にロックをかけてミシンステッチ、ゴムを通しただけの超簡単リメイク。

でも、ワンピースで着るよりも、ずっと応用きくし、第一おしゃれに着こなせます。

簡単な割には、とっても使えるリメイクです。


横浜・大口の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン  


Posted by ボタン at 18:27Comments(0)リメイクいろいろ製作教室

2022年12月10日

一重コートの袖丈つめ 途中で接ぎを入れて

12月となりまして、既に10日を過ぎました。

ほとんど実感のなかったクリスマスや年末が、どんどんと近づいてきています。

ここのところ、思ったように仕事が進んでおらず、少しずつ焦りを感じております。

年末ですが、12月26日(月)までにさせていただこうと考えております。

ただそれ以降にどうしても、というご希望があれば、教室は行いますので。


今回は、一重コートの袖丈つめをご紹介します。

こちらのざっくりしたツィード調の風合いが素敵なコート、袖口が折り返しになっています。



よーく寄って見ないとわからないのですが、実は布端がロックミシン始末になっています。



かなりお召しになったお洋服のようで、布とロック糸が一体化しています。

だから、ぱっと見ではロックがかかっているとはわからないのです。

経年変化とでも言うのでしょうか、新品のお洋服では出せない、

長年着続けたことによる「味」のある表情、こういうのが私も大好きです。


さて、今回は4㎝の袖丈つめですが、仕立方の通りに袖口でカットしてロックミシンをかけると、

新しいロックの針目が堂々と表面に出てしまい、悪目立ちしそうな恐れがあると思います。

なので、今回はちょっと違った方法でやってみました。

現在の袖口はそのまま生かして、途中でカットしました。



ですからこのように、接ぎ目ができますが、

これは、表側に折りかえした「カフス?」の裏側に隠れてしまうので、実際は見えません。



このように、お直し前と全く変わらず、4㎝の袖丈をつめることができました。


お客様がお持ちくださるお洋服は、新品に近いものもあれば、かなり着込まれたものもあります。

それぞれに合わせて、お直しの方法も最善のやり方を考えてご提案しています。

20年前、30年前の服も時々、アトリエに持ち込まれています。

そんなお洋服を目にするのが、とても楽しくうれしく感じています。


洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン  


Posted by ボタン at 18:33Comments(0)お直し