2025年01月27日

最近の教室 授業内容はご希望いろいろ

さて大寒も過ぎて、1月もそろそろ終わりになります。

恐らく1年中で最も寒い時期fだと思いますが、それほどでもないのかなぁ。

ただ花粉の飛散は今年早いようで、実はちょっと前から私も花粉を感じております。

今年は飛散量も多いそうですので、花粉症の方は早めの対策が必要とか。

最善策で何とかこの花粉シーズンを乗り越えましょう。


今回は久しぶりにお直し教室からご紹介したいと思います。

生徒さんの多くは、ミシンをかけるのは中学・高校以来の初心者さんです。

お家にミシンがありません、という生徒さんも少なくありません。

それでもほとんどの生徒さんがちゃ~んとお直しできてますから大丈夫!


こちらの生徒さんは、今回ワンピースの着丈出しにトライしています。



ミシンかけももう手馴れたものです。安心して見ていられます。

ジャガード柄の素敵なワンピースですが、着丈が短くヒザが見えてしまうとのこと。

できるだけ着丈を出したいところなのですが、縫い代は4㎝強くらいなので、

そのままだとせいぜい2~3㎝くらいしか出せません。

そこで、裏技?でもないんだけど、こんなことしてみました。



そう、裾にレースを継ぎ足しました。

これなら縫い代から約3㎝とレースの幅分で、7~8㎝くらい出すことができます。



レースは生徒さんのチョイスですが、なかなか高級感もあっていい感じです。

そして、裏側は市販の広幅バイヤステープでお手軽に始末しました。



お直し前よりむしろグレードアップした感じ。

生徒さんも大満足な仕上がりでした。良かったですね!


そしてこちらは、プルオーバートップスを前開きにリメイクしました。

実は以前、私が同じような内容でお直しを承ったお客様が今回の生徒さん。

施設に入居されているお母様のために一念発起されてのチャレンジです。




若干着丈が短かったので、裾に黒の薄手ニットをプラスしてくれました。

前でスパッとカットして、上前には見返し、下前には持出しを別布で縫付けました。

施設のスタッフさんが着替えを手伝うので、ボタン開きではちょい手間がかかります。

かと言ってマジックテープでは、洗濯でゴミだらけになる恐れあり。



ですからここは、スナップボタンを一つ一つ丁寧に手で縫付けました。



直径1.2㎝のスナップは穴の数も多めなので、縫付け作業もなかなかの手間。

でも、根気よく頑張りました。素晴らしい仕上がりです!


お直しの元お客様が生徒さんとして教室に来てくださるのは、実は珍しくありません。

これも何かのご縁でしょうから、末永く教室にも来ていただければ幸いです。


横浜・大口の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン  


Posted by ボタン at 19:39Comments(0)リメイクお直し教室

2024年12月13日

最近の教室 ウェスト出し・共布が無い場合には!

暖かだった秋から12月になって、一段と寒さが厳しくなってきました。

そしてこの寒さがずれ込んでいる関係でしょうか、

お直しのピークが同じようにずれ込んで、12月になってから立て込んでいます。

年々繁忙期が遅くなってきてるなぁ、と思っていましたが、

この傾向は今後も続いていくように思います。これからどうなるんだろうか。


今回の教室では、かなり複雑なお直しを勉強しています。

画像と解説をよ~く見て読んで、何とかご理解いただけたら幸いです。


ウェスト出しするのはこちらのチェックのスカート。

前面の両脇に大き目のパッチポケット付きです。



ウェストを5㎝ほど出したくて、本体はダーツ分から出せますが、

問題はベルトに足し布が必要なのですが共布がありません。

さてどうしましょうか?


そこで今回は脇ポケットの下に隠れている本体の一部から切り取ることにしました。

まずポケットのステッチを外して、脇も少し解きます。



切り取ったところがこちらです。



もちろんこのままにはしておけないので、別布を入れ込み補充します。



脇線の解いた部分も縫い合わせるととこの状態になります。

これ縫う時にカドの部分がきっちりできるときれいなのですが、なかなか難しいんです。

そして外しておいたポケットを上からかぶせてステッチすれば元通り。

布を切り取ったことなど全くわからなくなります。


さて、今度は切り取った共布をベルトに継ぎ足していきます。

このスカートは後ろがこんな感じにバッチリ決まってしまっているので、

両脇に継ぎ足していくことにします。




足したのはこの部分ですが、横線を揃えたのでさほど目立ちません。

そしてベルト裏側は見えないので、別布を継ぎ足します。



これで共布を継ぎ足したウェスト出しが完成しました。


何しろ今回は内容が複雑なので、まず図面を引いてやり方を確認します。



私はお直しは科学だと思っているので、物理的に説明がつけばできると思います。

そして別布を入れ込む部分は紙で折りたたんでイメージを作ります。



できるだけ生徒さんにもわかりやすく説明できるように。

生徒さんも途中で挫折することなく良く頑張りました!



これは本当にすごい達成感が味わえると思います。


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Posted by ボタン at 10:32Comments(0)お直し教室

2024年10月23日

最近の教室 カットソーのお直し 袖口リブもやってみました

そろそろ10月も終わりですが、まだまだ暖かな日々が続いています。

でも寒さを感じる日もあり、お直しの方もいよいよ繁忙期に入ってきました。

メールやお電話でのお問い合わせも増えてきました。

納期は多少長めにいただくこともありますが、どうしてもお急ぎという際は、

お電話でお問い合わせいただいた方が少しでも早くご回答できます。


今回もご好評?のミシン男子お直し教室の様子をご紹介します。

お直ししたのはこちらの古着のカットソー。



着丈と袖丈をご希望の寸法分つめました。

着丈つめの方は、もう何度もやっているので手馴れたものです。




カットソーのお直しには欠かせないロックミシン。

最初のうちは皆さん「おっかなびっくり」でミシンをかけていますが、

すぐに慣れるので大丈夫ですからね。

もちろん男子の皆さんも上手に使いこなしていらっしゃいます。


袖丈のつめ、袖口リブのものは今回初めてやってみました。



リブはいったん取り外して、そこからつめる分だけカット、再びリブを縫い付けます。

袖口が緩い場合は、リブを少しきつめになるように縫っておきます。

縫い合わせはリブを少し引っ張るような感じで。

合印を付けておくと失敗せずにきれいに仕上げることができます。

今回も見事に完成しました。


古着買ったはいいけど、サイズが合わない…そんな時はお直し教室でやってみませんか。

作業の前に試着してフィッティングもできますから、ピッタリに仕上がりますよ。


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Posted by ボタン at 19:18Comments(0)お直し教室

2024年09月12日

最近の教室 尖った襟先をマイルドに ミシン男子のリフォーム

9月もそろそろ半ばになりますが、残暑というより猛暑のような毎日。

先日の台風の影響もあったせいか、さすがにちょっとバテ気味です。

作業がなかなか進まなかったり、つまらないところで間違えてしまったり。

つい気も緩みがちですが、ここはしっかり引き締めて取り掛からなければ。

まずは体調管理、食べ物にも気をつけて体力つけましょう。


今回も最近の教室をご紹介。

この頃若い人達の間で、また古着のブームがきているとか。

ウチの教室でも古着大好きさんが何人かいらっしゃいます。

デニムだけでなく、コートやジャケットやワンピース等々、外国製もあれば日本製もあり。


今回のお直しアイテムも古着で購入されたシャツでした。

形はそんなに古い感じではないのですが、襟のデザインがやはり古さを感じさせます。



写真の撮り方が暗くて見えにくいかな、すみません。

この襟先、うーん尖ってますよね。

最近この襟のデザインはあまり売ってないかな。

全体的には、ちょろっと見えてるブレード?飾りが付いていたりなかなかお洒落なデザイン。

襟先だけがちょっと残念な感じなので、こちらをお直ししました。



このくらいなら普通のシャツ襟として着られそうですね。


そしてついでにもう一着のシャツも全く同じお直しのご希望でした。



こちらはとてもサラッとした素材で、今頃着るのにちょうどいい感じです。

しかしこちらもかなり尖ってますね~。

そこでサクサクとお直ししました。



はい、マイルドな襟先になりました。

すぐにでも着られそうです。

と、さらっと書いてますが、そうそう簡単に直せるものでもありませんので。



今回はこちらのミシン男子がお直ししました。

もうだいぶ前からこの教室に通われているベテラン生徒さんです。

チカラ・ボタンの教室では、男子の生徒さんももちろんお受入れしております。


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2024年08月29日

最近の教室 ウェスト出し2種

8月もそろそろ終わりですが、今週も台風が近づいています。

しかもとても勢力の強い台風ということで、ちょっと心配です。

早く過ぎ去ってくれたらいいのですが、スピードはとても遅いようです。

大きな被害にならないようにと祈るばかりです。


最近あまりに暑いので、午後の教室通常は14:00~16:00で行っていますが、

ご希望の生徒さんには、15:00~17:00でも対応できるようにしました。

お帰りになる時の暑さがだいぶ違うようで、生徒さんからもまずまず好評です。

それにしてもこの暑い中、教室に来てくださる生徒さん達には本当に感謝です。


さて、今回は教室で行ったウェスト出しのお直しのご紹介。

まずはボトムス、パンツのお直しです。

before写真を撮り忘れて、既にお直ししたものですが。すみません。



タックの入ったスラックス調のパンツ、秋のカラーが素敵ですね。

本体はタックやダーツから少しずつ出して、

ベルトの足りない部分は、裏側から共布を切り取り継ぎ足し、写真の指差しているところ。

脇のあたりですし、別布でなくやはり共布ですから継ぎ足してもあまり目立ちません。

パズルのようにパカッときれいに納まってくれています。

そして布をカットした裏側はどうなったかというと、



こちらはさすがに共布はもうないので、別布を継ぎ足しています。

まあ裏側ですからまず人目に触れるものではありませんのでこれで充分ですね。



ミシンの扱いも慣れてきて、上手に縫えるようになってきました。

いろいろお直ししたいものがあるらしいので、また持って来てくださいね。


そして、こちらはボトムスではなくワンピースのウェストです。




ウェストで切替があり、前側はフラットなウェスト、後ろ側はゴムが入っています。

で、この後ろ側のゴムがややきつめのようで、ウェスト全体がちょっとキツいと。

さてどうやってお直ししましょうか。

ちょっとたりない分のゴムを継ぎ足すか、

あるいは今のゴムを取り出して、新たに長いゴムを入れ直すか、

ま、それでもいいんですけど、ここはできるだけ面倒でないやり方で。


ゴムはウェストの前後の境目、つまり脇縫い目ギリギリから入っています。



なので、このゴムのスタート位置を少しだけ(数㎝)後ろにずらします。



脇縫い目からはずれますが、まず人は気にしませんし、自分も気になりません。

ゴムを足したり入れ直すこともなく、ウェストにちょうどいい感じにゆとりができました。


このように教室では、生徒さんのご希望を聞きながら、

その生徒さんに合った方法でお直しのやり方を考えながらお教えしています。


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Posted by ボタン at 19:54Comments(0)お直し教室

2024年08月01日

最近の教室 ボリューム袖を普通袖にチェンジ

猛烈な暑さが続く中、8月になりました。

それにしても今年の夏は本当に暑いと思います。

ずっと横浜に住んでいますが、35℃を超えることが今までこんなにあったかな。

まとにかく体調に気をつけて無理をしないように心掛けましょう。


こんな暑い中、教室に来てくださる生徒さん達には本当に感謝しています。

教室はいつも午前(10:30~)と午後(14:00~)行っているのですが、最近の気候を考慮して、

午後の授業を14:00~16:00の他に、15:00~17:00もできるようにしました。

どちらか生徒さんのご希望のお時間で行います。


最近のファッションで「ボリューム袖」まだまだ流行ってますよね。

TVの女子アナさん達も結構ボリューミーなお袖でちょっとビックリすることもあります。

今回はそんなボリューム袖のリフォームです。

生徒さんの持って来られたのは、こちらのシャツタイプのタック袖のワンピース。



爽やかなブルーのストライプ、寄ってみますと、



確かにかなりの分量のタックが入っていてボリュームあります。

試着してもらうと、やはりかなりモリモリッとなります。

それが気になってどうしても着られず、まだ一度も着ていないとか。

あら~それは大変。

ちょっと難しいのですが、ここは頑張って何とか着られるようにお直ししてみましょう。


実は今回のお直しはちょっと特殊なので、難しい部分を私の方でやらせてもらい、

生徒さんにはできる範囲内の作業をやっていただきました。

まずあちこち測った寸法を元にして、普通袖のパターンを作ります。

で、いきなり現物の袖を裁断せずに、ここは用心で試しに違う生地で袖を作り付けてみます。





こんな感じにできましたら、生徒さんに早速試着してもらいます。

どうやらこれでOKのようです。



そしたら初めて、本チャンのワンピースのお袖を裁断して縫い合わせます。



はいこんな感じで、ボリュームを取り除いて普通のお袖になりました。



袖口の付近もちょっと力が入り過ぎていたので?普通のシャツに近い感じに。

今回はちょっと難易度高めのお直しのため、何回か回数は多めにかかりましたが、

ほぼご希望の通りに出来上がり生徒さんも大満足のご様子でした。

そしてこのようなお直しだと、やはり何回かの試着が必要であること、

更に細かな確認を取りながら作業ができるというところ、

これこそがお直し教室でできる強みだと私は思います。


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Posted by ボタン at 20:05Comments(0)リメイクお直し教室

2024年06月19日

重要なお知らせ&教室

まず重要なお知らせから。

最近のブログでもお知らせしておりますが、

6月20日(木)~7月末 リフォーム工事のため休業いたします。

お直しのご相談・お承り、お直し教室、全てお休みとなります。

またこの期間内は、お電話のお問い合わせもお受けできませんので、

何かお問い合わせや教室のご予約などは、全てメールでお願いいたします。

お客様、生徒さんにはご不便・ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。

また、ブログやinstagramはできるだけアップしますので、よろしければこちらもご覧ください。


これだけで終わるのも何なので、少し最近の教室の様子でもご紹介します。

しばらくお休みをとっていたミシン男子が最近また復活。




直線ミシンもロックミシンももうすっかり手馴れたものです!

この時はTシャツの着丈つめを勉強しました。




Tシャツの「丈感」って大事ですよね。

お気に入りの色柄でも丈がちょっと…となるといざ着られなかったりとか。

自分でお直しできればすぐに「いい丈感」にできますよ!


ワンピースの襟ぐりが大き過ぎてとても気になる…という生徒さん。

左右両肩線で縫いつめましたが、それだけではとてもご希望のサイズにならず。

そこで、やや乱暴なやり方ですが、前後中心にタックを取って詰めてみました。



どんな方法でもいいから、とにかく衿開きを小さくしたいとの切実な願い!

というわけで、こんな方法をやってみた次第です。



でも生徒さん的には大満足のご様子で、こちらも一安心。


そしてこちらは、ノースリーブワンピースの脇がブカブカしているので何とかしたいとのご希望。




これは教室でもお客様のお直しでも、よくあるお問い合わせメニューの一つです。

特に骨格ウェーブさんとか、上半身が細身で厚みのない方が多いようです。

今回はワンピース自体がフリーサイズなので、かなり余りが出ていました。

脇縫い目で本体の身幅を全体に4㎝、脇の下で更に4㎝(だから何と8㎝)

これだけの分量をつめましたので、仕上がりは生徒さんにピッタリの寸法に。



「夏のお洋服が一着増えました」と、こちらも喜んでいただけました。


冒頭でお知らせしたように、お直し教室もしばらくお休みをいただきます。

どうぞよろしくお願いいたします。


横浜・大口の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン
  


Posted by ボタン at 19:14Comments(0)お直し教室

2024年05月15日

最近の教室とお知らせ

まずお知らせからです。

6月20日から7月末まで、お直しのご相談・お承り、お直し教室をお休みさせていただきます。

アトリエのリフォーム工事を予定しております。

しばらくの間、お客様や生徒さんにはご迷惑をおかけいたします。

勝手で大変申し訳ないのですが、よろしくお願いいたします。


大型連休が終わり、教室には新規の生徒さんが増えてきました。

とある日の授業からご紹介いたします。


以前に洋裁を習っていたことがあるという生徒さん、

その頃ご自分で作ったブラウスをお持ちになりました。

素敵な花柄のブラウスなのですが、襟のデザインがどうも気に入らなくて着ていないと。

作った当時はこれくらい大きな襟が流行っていたのかもしれませんが。

そこで襟の端を少しずつカットして、ご希望のサイズにお直ししました。



全体像がこちらで、襟の上(端)の方をカットしているのがわかると思います。

特に襟の先がとがっているのが「昔っぽくてイヤ」なのだそうでした。



クローズアップがこちらになります。

お直し完成後「これなら着られます」と嬉しそうにお答えくださいました。

良かった良かった。

初回の授業としては少しハードル高くて大変でしたが、苦労した甲斐があったというもの。

ご自分で作ったお洋服なら、捨てることもできないし何とか着られるようにしたいですよね。

お役に立てて良かったです。


こちらも最近受講を始めた生徒さんです。

身長が低いので既製服がなかなか合わず、よくお直し屋さんに出しているそうです。

実はウチの教室、こんな生徒さんがとても多いのです。

そして私自身も身長150㎝、皆さんのお気持ちはとてもよくわかります。

初回はシャツワンピースの着丈つめを勉強しました。



まず仕上がりラインと裁断線を引いて、慎重にハサミで裁断します。

左右の身頃を重ねて切れば、仕上がりに左右差がなく仕上げられます。



ちょっとひと手間かけてから、ミシンでステッチ仕上げです。

かなり前のめりですが、まあ初回ですから仕方ないですね。

そのうちすぐに慣れるから大丈夫。



こちらが仕上がり、脇の裾の部分です。

大きくゆるやかなカーブのライン、ちょっと難しいのですがとてもきれいにできました。

これはね、やっぱり「コツ」が必要なのですよ。

お直し教室では、上手な道具の使い方から重要なコツをしっかりお教えします。


横浜・大口の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン  


Posted by ボタン at 20:33Comments(0)お直し教室

2024年03月07日

最近の教室 初心者さんへお願い

またかなり久しぶりの投稿になってしまいました。

今春も暖かいなぁと思っていたら、ここへきてまた真冬の寒さと

寒暖差の大きい今日この頃です。体調に注意!

確定申告も何とか片づいたので、少し落ち着いているところです。


最近お直し教室の様子をご紹介していませんでした。

久しぶりのご紹介と、ちょっとお願いがあります。


細身の生徒さん、スカートのウェストが合わないものが多いそうです。

お裁縫は初心者さんですが、ミシンにもすっかり慣れたご様子。



何着か教室でお直ししましたが、今回はこちらのデニムスカート。



デニムはかなり厚手なので、ミシンもちょっとかけにくいですね。

力を入れるコツなどもお教えしますので大丈夫ですよ。

ウェストつめは、基本的には左右両脇で等分につめていきます。

こちらの場合は、ウェストベルトに接ぎ目ができますが、



ちょうどベルト通しに隠れてしまうので、縫い目はほとんどわかりません。

少しハードル高めでしたが、きれいに出来たと思います。


こちらも初心者の生徒さんです。



確か初めての授業でミシンをかけているところだと思います。

落ち着いてできているようですね。

お直ししたのは、先の生徒さんと同じくスカートのウェストつめでした。



同様に左右両脇でつめました。

少し厚みのあるウール地でしたが、何とかきれいに完成できました。

厚みのある生地はズレが出やすいのですが、防止するコツなどもお教えします。


今回は偶然にも、「スカートのウェストつめ」という同じ内容の授業でした。

最近はゴムウェストのスカートが多いので、皆さんフィット感に慣れているせいでしょうか。

緩いウェストだと、着ているうちにスカート全体が下がってバランス悪く見えてしまいます。

そして初心者さんには、これくらいがギリギリ受講が可能な内容だと思います。


お直し教室にはお問い合わせを多くいただきます。

生徒さんにはお直ししたい洋服とご希望の内容でお教えしています。

ただ初心者さんには、どうしても難しいものもあります。

例えば、ジャケットやコートのお直し、特に肩幅や身幅、着丈などのお直し、

あるいは、ワンピースなどデザインを大きく変えるリメイク、リフォーム。

どう考えても、初心者さんがいきなり取り組むには無理!があります。

私はできるだけ生徒さんのご希望を尊重しますが、

「どうにも難易度が高過ぎる」とこちらで判断した場合には、

他のお洋服・内容に変更していただきますのでご了承ください。


何が難しい内容なのかわかりにくい時は、直接ご相談いただくかあるいは、

お直し屋さんのサイトで、料金を見てみてください。

5,000円以上とか高額のお直しは、やはり初心者さん向きではありません。


また時々、お直し屋さんに出すと高いので、教室でやりたいという方もいらっしゃいます。

でも考えてみてください。

料金10,000円以上くらいする内容のお直し、

初心者さんが1回3,500円の授業2~3回でできるわけがないんです。

お金の節約だけを目的に教室でお直しすることは考えないでください。

どうも最近何か勘違い?されている方々がいらっしゃるようなので。

もちろん、何回か通っていただければ、そのうち応用でいろいろお直しできるようになります。

ミシンやお裁縫のコツも、1回だけでなく、何回も受講して自然と身に付くものです。

何より、気持ちが豊かになって、お直しや縫い物がとても楽しくなるはずです。

私も生徒さんにはできるだけ丁寧に、いろんなことをお教えしていきます。


今回は長くなってしまい、申し訳ありません。

どうしても最近気になっていることなので、つらつらと書かせていただきました。


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Posted by ボタン at 19:53Comments(0)教室

2023年10月22日

Gジャンからリメイク トートバッグに

しばらく何かと立て込んでおりまして、季節もだいぶ進んできました。

ついこの間まで暑くてエアコンが欠かせなかったのですが、朝晩冷え込むようになりました。

大急ぎで衣替えをなさっている方も多いのでは。

冬物のお直しもどうぞお早目に、本格的に寒くなる前にお持ちください。


教室の生徒さんの素敵なリメイク作品が完成しました。

今回はお友達からのリクエストでこちらを作りました。


Gジャンの背中にあったドナルドのイラストを活かして、


こちらが裏面、これを見るとGジャンだってわかりますよね。

できるだけ元のデザインを活かして、見映え良くなるように…

いろいろ考えるのもまた楽しいものです。



衿はこんな感じに上が空いているので、持ち手を通すこともできます。

使う人がお好きなようにアレンジして持てるなんて素敵ですよね。

そうそう、持ち手なんですけれども、



この部分だけではわかりにくいかもしれませんが、

実は、Gジャンの裾(ウェスト部分)のベルトを利用しています。

このアイデアも素晴らしいですね!



荷物が多めの人にも安心なサイズ感。

素敵に完成して良かったですね。



教室のミシンは職業用なので、厚手のデニムも縫うことができます。


リメイクは技術云々より、まずアイデアというかひらめきが肝心だと思うのです。

教室では、それをどうやって形にするかを一緒に考えてアドバイスします。


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Posted by ボタン at 19:52Comments(0)リメイク教室

2023年09月18日

最近の教室 ミシン男子のハーフパンツ完成

今日は敬老の日、3連休でしたがやはりまだ暑いですね。

そろそろお彼岸になりますが、秋らしい気候はまだ少し先でしょうか。

ずっと暑い日が続いていたせいか、教室の生徒さん達の足も遠のいていたようですが、

ここに来て、やっと少しずつ皆さんが帰って来てくれている?みたいです。

そして9月は新規の生徒さんもたくさn来てくださる時期でもあります。

新しい出会いも楽しみで、今からワクワクしています。


先日の教室では、久しぶりにミシン男子の新作が完成しました。



ギンガムチェックがさわやかなハーフパンツです。

表から見るとシンプルに見えますが、実は裏から見るとかなり本格的な作りになっています。



ポケットの袋布がこんなにしっかりとした作り方になっています。

そしてゴムウェストですが、ホールを開けて更にコードを通して調節できるようになっています。



後ろ面にも大きなパッチポケットが両方にあり便利です。

選んで来てくれて洋裁本が、メンズのきちんとした仕立方になっていて、

私が考えていたよりも、だいぶ難易度高めでしたが、

コツコツと着実に積み重ねて、いいものが出来上がりました。



さすがミシン男子!


早速試着してもらいました。



まだまだ暑さが続きそうですから、充分着る機会はありそうですね。

同じパターンで素材を変えれば、また違った表情が楽しめます。


チカラ・ボタンの教室では、お直しだけでなく超初心者さんのための洋裁もお教えしています。

どうぞお気軽にお問い合わせください。


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Posted by ボタン at 19:57Comments(0)いろいろ製作教室

2023年08月21日

一日講座行いました。

8月も後半ですが、残暑というよりまだまだ猛暑が続いています。

アトリエにお越しの皆様は、熱中症など充分にお気をつけください。


先週、台風7号の上陸前日の14日、セブンカルチャークラブ溝の口にて、

一日講座「お手持ちのTシャツからリメイクさわやかルームシューズを作ろう」を行いました。

当日は台風の影響によるお天気の急変などの中、皆様にお集まりいただきました。

本当にありがたいことでございます。


皆さんそれぞれ、着なくなったTシャツをお持ちいただき、早速取り掛かりました。



プリント柄などは、どこに配置するかを考えて効果的に。



お見本と同じボーダー柄は定番ですが、やっぱり人気があります。

裁断したら、今回は全て手ぬいでチクチクと作っていきます。


最近縫い物ってしてますか?

ボタン付けくらいなら、ちょっとはやってますけど…という方が多いと思います。

でも大丈夫。難しい工程はまずありません。

3時間の予定で、開始から2時間半くらいすると、作品が出来上がってきます。

少なくとも、片方だけでも完成させていただければ、後はお家でやってもOK。

なぜなら、このルームシューズは左右の別がないのです。


最後に皆様の作品を集合して記念撮影です。



みんな同じ型で作っているのに、こんなにイメージが違います。

そして今回は、私自身も4年ぶりの開催でしたので、過去にやった講座とはいえ、

段取りやペース配分などきちんとできるかしら、と心配でしたが、

皆様のおかがで、無事に楽しく終了することができました。

ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました。


この一日講座は、今シーズンはもう予定はありません。

もしやってみたいというご希望がありましたら、チカラ・ボタンの教室でも受講できます。

※手ぬいではなく、ミシンを使って作ります。

お申し込み・お問い合わせは、チカラ・ボタンのホームページよりお願いいたします。


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Posted by ボタン at 18:59Comments(0)教室

2023年07月13日

夏の1DAY講座 さわやかルームシューズを作ろう

そろそろ梅雨明けのようですが、毎日暑くてたまりませんね。

この暑さと何かと立て込んでしまっていて、更新がなかなかできませんでした。


今回4年ぶりの開催となります。

夏の1DAY講座「お手持ちのTシャツからリメイク さわやかルームシューズを作ろう」


着なくなってしまったTシャツ、どなたも1枚はお持ちのはず。



こんなボーダーTシャツでももちろんOKです。

足元さわやかなルームシューズにリメイクしましょう。



Tシャツの生地、ミシンで縫うの難しそう…と思われるかもしれませんが、

何と全て手縫いで仕上げますので、ミシンの苦手な方でも大丈夫ですよ。

※裏布や底布など、他のパーツ類はこちらでご用意いたします。


日時は、8月14日(月)13:00~16:00、ちょうどお盆休み中になるのかな。

場所は、セブンカルチャークラブ溝の口(イトーヨーカドー溝ノ口3階)

受講料は2,750円、教材費700円、となります。



詳細はセブンカルチャークラブ溝の口ホームページをご覧ください。

尚今シーズンは、この1回のみの開催です。


お申し込みは、セブンカルチャークラブ溝の口へ、直接お願いいたします。

皆様のご参加をお待ちしております。


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Posted by ボタン at 18:59Comments(0)リメイク教室

2023年06月21日

最近の教室 夏のワンピース作り

今日6月21日は二十四節季の夏至。一年で昼が一番長い日です。

残念ながら一日晴れではありませんでした。梅雨時ですから仕方ないですね。

明日からは少しずつ昼が少なくなっていくと考えるとちょっと切ないような気もします。

ただ暑さの本番はまだこれからなので、体には充分気をつけたいところです。


今年の夏もやっぱりとても暑いらしい。

その暑い夏に向けて、教室では生徒さんがワンピースを製作されました。




夏にぴったり、ノーカラー、ノースリーブのシンプルなワンピース。

ブルーの小花柄が涼し気で素敵ですね。

ノースリーブと言っても、やや肩の落ちたフレンチスリーブなので、

気になる二の腕も優しくカバーしてくれるのも嬉しいデザインです。

ウェスト切替無し、ストンとしたシルエットは、着ていても楽チンです。


本の通りだと、ポケットは無かったのですが、

「あった方が便利」という生徒さんのご希望で、左右両脇にシームポケットを作りました。



主にお家で着る予定だそうですが、やはりポケットがあると何かと便利ですよね!

※こんなシームポケットなら共布が無くても付けることはできますから、

 ご希望がありましたら、お問い合わせくださいね。


衿ぐりと袖ぐりは、共布のバイヤスでパイピング始末しました。

このパイピング、簡単そうに見えますけど、きれいに始末するのって案外難しいのです。

でも、ご覧ください。



こんなにきれいに出来ています!

縫い目のきわきわに、きっちりと落としミシン。

これ出来そうでなかなか出来ないんですよ。

でも教室では、こんなテクニックもわかりやすく丁寧にお教えしています。


お直し教室がメインのこの教室ですが、たまには洋裁もお教えしています。

一つ一つのテクニックは、もちろんお直しにも使えるものです。


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Posted by ボタン at 19:24Comments(0)いろいろ製作教室

2023年05月23日

最近の教室 スカラップ調ワンピースの製作

連休が終わったばかり…と思っていたら、もう5月も終盤です。

月末になると、末〆の仕事が立て込んで毎月バタバタになります。

毎月毎月どうしてこうなるのか、全く学習してませんね。

ここのところかなり気温が高くて、つい先日は早くもエアコンを使いました。

でも今日はまた一日中雨で肌寒く、体調管理が難しい今年の5月です。


今回はお直し教室ではなくて、洋裁教室からのご紹介です。

ノーカラーノースリーブ、着心地良さそうなこちらのワンピース。




ややハイウェストで切替、スカートにはたっぷりギャザーが入っています。

ギャザー分量が多かったので、均等にギャザーを寄せるのが難しかったようですが

上身頃と下身頃、何か所か合印を入れると、だいぶやりやすくなります。


綿シャンブレーにクローバーの刺繍が散りばめられた、ちょっと凝った素敵な生地。



生地の片方は刺繍が少なめで、こちらを上身頃に使いました。

そしてもう片方はたくさん刺繡が入って、端の耳にまで刺繍されています。



このような生地をスカラップと言って、こちらがスカートの裾になるように裁断します。

通常は生地を裁断する場合縦地で取りますが、今回のような場合は横地で取ります。

特徴のある素材を使う時は、効果的になるように裁断に注意いsましょう。

あと、この刺繍の入った生地、意外とゴツゴツして縫いにくいのですが、まあ勉強ですね。

これからの季節、夏に向けて素敵なワンピースが完成しました。


チカラ・ボタンの教室では、お直しの他に、初心者さん対象の洋裁教室も行っています。

洋裁の本を見て、一人でお洋服を完成できるのが目標です。


横浜・大口の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン  


Posted by ボタン at 18:21Comments(0)いろいろ製作教室

2023年04月12日

最近の教室 手提げバッグ製作 またミシン男子

桜は終わってしまいましたが、今週から新学期が始まりましたね。

新しい毎日は楽しみワクワクの反面、何かと気を遣うしお疲れかもしれません。

慣れるまでは大変かもしれませんが、元気に日々を楽しんでほしいなと思います。


そして毎年4月はチカラ・ボタンの教室にも新しい生徒さんがよくいらっしゃいます。

今回の投稿も前回に続き、最近の教室での一コマです。

何とまたミシン男子なのですが。


今回の内容は洋服のお直しでなく、生徒さんが初めて作った手提げバッグです。



既存のパターンをトレースして型紙作りから始めて、裁断・縫製とやってみました。

ところでこのバッグ、ちょっと変わったプリント柄ですよね。

こちら実は、古いメジャーリーグ柄のカーテンを利用して作ったものなんです。



ですから一応A面とB面で柄違いなんです。



ほら、こんな感じ。

古い柄なので、球団によっては今のデザインと少し違うのかもしれません。

※そのあたり、あまり詳しくないのですみません。

表生地が少し薄手だったので、ややしっかり目の裏地を付けて大正解でした。

その方がもちろん丈夫になりますし、形もきれいに出ますから。



持ち手は市販のナイロンベルトを利用しました。

元々のデザインがリュック型だったので、

上の写真のように、入れ口のところをぐるりと一周ベルトを縫い付けています。

これもまた、丈夫に仕上がるポイントになり、とても良かったと思います。


サイズ感は充分に大きいので、荷物がたくさん入ります。



製作した生徒さんは、いつもお気に入りのキャップを被っているミシン男子です。



ミシンもだいぶ上達しましたよ。古着が大好きな生徒さんで、

以前にはやはり古いメジャーリーグ柄のピローケースから、エプロンを作られました。

その時のブログはこちら。
    ↓
https://botan.hama1.jp/e1601818.html


当教室の受講を検討中の皆様、質問などありましたらどうぞお気軽にお問い合わせください。

女性でも男性でも、初心者さんでも勉強できます。


洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン  


Posted by ボタン at 19:49Comments(0)リメイクいろいろ製作教室

2023年04月01日

最近の教室 ミシン男子 ベストの身幅つめ

今日から4月、新しい年度が始まると気持ちもちょっとフレッシュになるような。

横浜の桜は満開を少し過ぎて散り始めていますが、

先週末の荒天のせいか、駆け込みでお花見に出かけている方も多いようです。

毎年4月になると教室に新しい生徒さんが増えてきます。

ここ数年、4月に限らず男性の生徒さん「ミシン男子」がどんどん増えています。



今回の教室もミシン男子のお直しご紹介です。



ミシンやお裁縫の初心者さんですが、初回からとても上手でした。

以前には、パンツのダブルの丈つめにも挑戦して、見事にきれいに完成しました。




前身頃のみ衿の付いたベスト、身幅を全体で5~6㎝つめます。

左右両脇で、袖ぐりから裾までつめました。



こちらは途中経過で、向かって右の脇のみつめたところです。

身幅の違いがこれだけでもよくわかりますよね。

裾にはスリット付き、潰してしまえば簡単ですが、ここは元通りに。



袖ぐりはどうしても前後で「差」ができるので、ラインを修正して縫い直します。



意外に手間がかかります。たぶん皆さんが考えているよりもずっと。

込み入っている部分は、目打ちを使うとミシンがかけやすくなります。



ウチの教室では、とにかくよく目打ちを使います。

そして、両脇での身幅つめが完成しました。



野暮ったく見えていたベストですが、ピッタリのサイズにすれば、とてもカッコ良く見えます。


チカラ・ボタンの教室では、当初より男女の区別なくどなたでもお裁縫が学べます。

少人数制の個別対応ですから、必要以上に人目を気にすることもなく、

やりたいお直しを納得のいくまで丁寧にご指導します。

今まで勉強したくてもできなかったという男性の皆様、そして女性の皆様ももちろん、

どうぞお気軽にお問い合わせください。


横浜・大口の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン

  


Posted by ボタン at 19:11Comments(0)お直し教室

2023年03月01日

最近の教室 短冊開きワンピースの製作

もはや3月、ついに先月は1件しか投稿ができませんでした。トホホ…

今月は最低でも3回は投稿したいと思っているのですが。

まあやらねばならないことが、これでもかというくらいありまして、お約束はできません。

それにしても、今年はやはり花粉がすごいですね。

今日もお直し教室だったのですが、生徒さんも私も花粉に悩まされております。


久しぶりに洋裁教室からのご紹介です。

こちら昨年の夏頃から取り組み始めて、月に1回の教室受講でコツコツと作り続け、

先日めでたく完成いたしました。

月一の勉強だと時間がかかるということを見越して、来シーズンの春夏物を作るという目標、

良かった!狙い通りに仕上がりましたね。

作品は、こちらの麻素材のワンピース。



実際はもう少し抑え目のオレンジ色、生徒さんに良くお似合いでした。

かなり身幅をたっぷりと取った、ゆったりシルエットです。

ウェストは絞っていないのでそのままリゾート用に、ベルトをしてタウン用に。



両脇にシームポケットがあるので、モノを出し入れできます。

袖無しなのですが、ゆったりしているのでフレンチスリーブのようになります。

ベルトは細いひも状なので、前で結んでも後ろで結んでもお好きな方で。



ファスナー無しのかぶり型。開きは前のちょっと面白い短冊開きです。

短冊は初めてでしたのでちょっと苦労しましたが、何とかなりました。

衿は細めのスタンドカラー、最近ではバンドカラーなんて言ったりもします。



時間かかりましたけど、でも毎回楽しく頑張りましたね!よくできました!


教室では、生徒さんのご希望で超初心者さん対象の洋裁をお教えしています。

市販の洋裁本などお持ちいただき、添付のパターンをトレースして型紙を作るところから始めます。

「ブラウス作ってみたけどどうしても上手くいかなかった…」なんていう方、大丈夫です。

基本の基本からゆっくりじっくりお教えしますので。


横浜・大口の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン  


Posted by ボタン at 19:34Comments(0)いろいろ製作教室

2023年01月30日

最近の教室 いろいろ破れ補修

早いもので1月ももうおしまいです。

ピリッと身も引き締まるというか、今が「寒さの底」でしょうか。

そんな寒い中でも、毎日のように生徒さんが来てくださって、私は嬉しい限りです。

最近の教室の中から、何点かご紹介いたします。

今回は、穴あきやすり切れ、破れの補修をまとめてみました。


まずは、ダンナ様お気に入りのシャツ、衿ぐりのすり切れお直しです。




上衿を取外したところです。

とてもお好きなシャツのようで、首が当たる部分がだいぶすり切れてしまっています。

ここまで着てくださると、きっと服も嬉しいでしょうね。私も何だか嬉しくなります。

でも、これで終わり処分、というわけではありません。

お直しすれば、まだまだ着続けられますよ。

この取外した上衿のすり切れ部分に当て布&ミシンで軽く補修します。

そして、衿の表裏を反転させて縫い合わせれば、



こうなります。

ちなみにこれは上衿の根元で中に折れるので、補修した部分は表からは見えません。

そして、表から見える方は、



このように何事もなかったようにきれいになります。

これは今までに何度か教室で行ってきたお直しです。人気があります。

今回は、東京都内から通ってくださっている生徒さん、



細かい部分のミシン掛けには、目打ちを上手に使っています。


そしてこちらは、シルクのブラウスの袖口です。



短冊の横が引っ張られたのでしょうか、少し破れています。

これは、部分的に解いて、裏側に接着芯を当て、再度短冊にはさみ込みます。



と、こんな感じにきれいに直りました。



こちらも



このように。良くできました。


そして、いつもおなじみのミシン男子。

今回は、虫食い穴と思われる穴あきが何と十か所以上も発見。

ご相談の結果、「ダーニング」にトライしてみましょう、ということで。




こんな感じに、カラフルに可愛くなりました。

まだやり始めたばかりなので、多少目が飛んだり歪んだりしていますが、それもご愛敬。



手縫いでできますから、ミシン要らずでお手軽にどこでもできるのがいいですね。

頑張れ、「ダーニング男子」


横浜・大口の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン  


Posted by ボタン at 19:48Comments(0)リメイクお直し教室

2022年12月29日

最近の教室 インナーをカスタマイズ

あっという間に今年も残りあと2日となりました。

年末からお正月にかけて、関東のお天気はほぼ穏やかな晴れのようで、

お洗濯や大掃除や買い出しなど、はかどって何よりだと思います。

アトリエは既にお休みに入っておりまして、新年は1月4日(水)よりスタートします。


今年もたくさんの生徒さんがチカラ・ボタンの教室に来てくださいました。

先日の教室から、「リメイクで自分仕様のインナー作り」のご紹介です。

材料は、シンプルな白のタンクトップ型のインナーです。

ウェストくらいの位置で上下に切り離しました。



と同時に、別の黒コットン生地を縫い合わせておきます。



そして、切り離したインナーの上部分と、先程の黒生地を縫い合わせます。

更にロックミシンで布端の始末をします。




そして、出来上がったのがこちらになります。



黒の生地はインナーの下部分で、脇にスリットが入っています。

このインナーを着て、上から手持ちのシャツやブラウスを着れば、

お手軽にレイヤードスタイルが楽しめて、着慣れたトップスもリフレッシュできます。

更に、インナーと合わせているので、かさばらず特に暑い季節には最適です。

色違いでブラウンの生地でも作りました。



生徒さん自身がいろいろ考え、じっくり相談してご希望のインナーが出来上がりました。

皆さんのアイデアを形にするため、私も様々なご提案をしています。


お直し教室も1月4日(水)からスタートの予定で、既にご予約もいただいています。

来年も一緒に頑張りましょう。

もちろん、お客様のご希望を実現するお直しのお承りも継続します。

どうぞ良いお年をお迎えください。


横浜・大口の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン  


Posted by ボタン at 19:39Comments(0)リメイクいろいろ製作教室