2017年07月13日

コートのすり切れ修理 タックを利用して

暑い毎日が続いています。

お客様、生徒さん、本当に暑い中お越しいただきありがとうございます。

お知らせからです。


7月16日(月)は、新百合ヶ丘産経学園さまにて、

一日講座「Tシャツからリメイク、さらっと気持ちいい!室内履き」

コートのすり切れ修理 タックを利用して

いよいよ今度の日曜日になります。

若干ですが残席ありのようですので、ご希望ありましたらお早めにお申込みください!

※当日は、大口のアトリエはお休みとなりますので、ご了承ください。


では、今回のお直しのご紹介です。

トレンチコートのような感じのしっかりした素材の一重のコートです。

袖口には、タックが何本か取られていて、カフスの仕立てになっています。

目の詰まった「しっかりした」織りのコートだからでしょうか…こんなトラブルに。

コートのすり切れ修理 タックを利用して
コートのすり切れ修理 タックを利用して

袖の縫い目付近やタックの山に穴やすり切れができてしまいました。

縫い目付近はかなり長いキズ、穴ははっきりと開ききっています。

これだと、ミシンステッチで刺し埋める方法では、目立ちすぎるし服の価値も落ちてしまいます。

でも大丈夫。今回は違う方法でお直ししました。

コートのすり切れ修理 タックを利用して

こちらのタックを利用します。

キズや穴は、表側に出ている部分のみですので、タック分量を少し減らしてずらします。

キズや穴は、できるだけ影ヒダになる部分に収めてしまいました。

コートのすり切れ修理 タックを利用して

袖下縫い目は一旦ほどいて、ずらしてできた余分できれいな部分を使い縫い直します。

こうすることによって、すり切れの部分もなくなりました。

コートのすり切れ修理 タックを利用して

また、ボタンの付いたタグ(飾りベルト)の先端もよくすり切れますよね。

コートのすり切れ修理 タックを利用して

ここの意外と目立つので、一旦ステッチをほどいて、キズを中に縫い込みました。

コートのすり切れ修理 タックを利用して

何もなかったように、きれいになります。


一口で、すり切れ修理といっても、キズの具合や位置や素材によって、方法はいろいろあります。

用途や納期・ご予算などご希望をおうかがいしますので、どうぞご相談ください。


横浜・大口の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン





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Posted by ボタン at 09:42│Comments(0)お直し
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