ちくちく針仕事　スペアボタン

8月に入りましたが、暑さも一休みしてちょっとここのところ落ち着いていますね。

もうすぐお盆休みという方々も多いかと思います。

チカラ・ボタンのアトリエは、基本お盆休みはいただきません。

お盆の期間中も、ほぼ通常通り営業いたします。

※火・金曜日は、定休日となりますので、ご注意ください。

お直し教室・洋裁教室も同じく、行っております。


だいぶ前にお承りしたお直しですが、データが残っていたので、ご紹介します。

こちらのスカート



見た目は、まったく問題ないようなのですが、



実は、裏に返してみると…も少し寄ってみましょう。



裏地のファスナー付け部分が破れてボロボロになってしまっています。

写真ではよくわからないのですが、表地は普通のウール素材よりもかなり伸縮性があるのですが、

裏地は普通のタイプが使われていたので、表地の伸びについていけず傷んでしまったのです。

更に、普通のスカートには脇に縫い目があるのですが、やはり表地に伸縮性があるためか、

裏地にも脇縫い目がなく、余計に引っ張られてしまうものと考えられます。


元に付いていた裏地を取り外して、早速新しい裏地に取り替えます。



本来、伸縮性のある素材には、裏地も伸縮性のあるものを使用したほうがいいのですが、

今回は、お客様のご希望で、元についていたのと同じような裏地を使用することになりました。

ただし、少しでも余裕を持たせたいので、脇に縫い目を作ることにしました。



この縫い目に、キセ(折り重なり)を多めにつけて、伸縮についていくようにしました。



ファスナーまわりもきれいになりました。

表からは見えなくても、裏もきれいにしておきたい。

裏にも気を遣う人って、本当にお洒落な人だと思います。


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