ちくちく針仕事　スペアボタン

地球温暖化と言われていますが、今年の冬はいつもより寒いように思います。

朝はなかなか床から抜け出せなくて、日に日に散歩に出る時間が遅くなります。

こんなことじゃいけないので、少し夜は早く寝るようにしましょう。


今回は冬のアウター、コートのお直しです。

今日みたいな寒さだと、こんなファー付きのコートでもいいのでは？




とは言うものの…見た目でサイズがかなり大きめなことはわかりますね。

特に肩のあたりのラインとか、身頃のボリュームもたっぷりあります。



お客様も、「これではちょっと着られそうにありません…」ということでした。

だいぶ前に購入されたコートと思われますが、素材もしっかりしていますし、

しかも衿と袖口には、立派なファーも付いているので、このまま処分もできません。

というわけで、多少費用はかかりますが、お直しさせていただくことになりました。


衿のファーはとりあえずそのままにして、身頃と袖に手を入れていきます。

まず一番気になる盛り上がった肩のラインをなだらかにして、肩パットはなしにします。

脇縫い目で身頃のボリュームもできるだけカットして(それでも若干ボリューム感ありますが)

続けて袖のボリュームもカットして、袖口ファーは取り外しました。




ガッチリした大きなシルエットから、全体にボリュームダウンしました。



横から見ても、だいぶ細身のシルエットになったと思います。

身頃全体にドレープのようにゆとりが入っているので、これを全てカットするのは難しいのですが、

このくらいまででしたら、何とかサイズダウンすることができました。


チカラ・ボタンのアトリエには、このようなだいぶ前に買ったお洋服、

10年前なら全く古くありません、20～30年前のものもよく持ち込まれます。

出来る限り、お客様のご要望にお応えして、お直しさせていただきます。


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