2018年02月16日

ジャケットの裏地破れ修理

そろそろ春の気配が感じられるようになりました。

それと共に、花粉が飛び始めているようでもあります。

これからしばらくの間は、ちょっと辛い時期になりますが、

花粉症歴も30年以上となると、上手く付き合っていこう…という気持ちでいます。

※2月25日(日)はアトリエ臨時休業させていただきます。


皆様がよく検索してくださるキーワードで、意外に多いのが今回のお直し。

ジャケットの裏地は、なかなか目が届きにくいこともあり、

ハッと気がついた時には、結構な破れ・すり切れになっていてビックリということも。

傷みの多い箇所は、こちらです。

ジャケットの裏地破れ修理

これこれ、袖ぐり(袖の付け根)の脇の下のあたり。

良く動かす部分ですから、どうしても着用を続けるとすり切れてしまいます。

こうなったら、上から別の裏地を当ててなじませます。

ジャケットの裏地破れ修理

こんな感じに、キズよりやや大きめに裏地をかぶせてあげます。

それから、こちらも傷みの多い箇所ですが、

ジャケットの裏地破れ修理

袖口は、腕時計などがすれるため、よく破れてしまいます。

キズが浅ければ、まつり直すだけで修理ができる場合もありますが、

ここまで破れてしまったら、もっと手をかけてあげないといけません。

破れの部分をカットして、別の裏地を接ぎ合わせればいいかと思われますが、

袖口で裏地の接ぎ合わせ部分がチマチマして、見た目にもきれいではありません。

そこで、ちょっともうひと手間かけてあげましょう。

ジャケットの裏地破れ修理

袖裏の中ほどで、いったん裏地を切り離し、袖口の破れをカットした分、ここにはめ込みます。

そうすれば、袖口もスッキリしますし、接ぎ合わせ部分も表からは見えません。

ジャケットの裏地破れ修理

これならほぼ元通りというわけです。


またこちらは別のジャケットの裏地ですが、

ジャケットの裏地破れ修理
ジャケットの裏地破れ修理

やはり脇の下の破れ、きれいになりました。

裏地の破れは、破れ方や大きさ・位置などによって、修理の方法も変わってきます。

お客様のご予算などのご都合もありますので、どうぞご相談ください。


横浜・大口の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン



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Posted by ボタン at 08:16│Comments(0)お直し
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