2020年10月28日

最近の教室 切替線で着丈つめ・出し

おかげさまで、お直し教室にはたくさんの生徒さんが通ってくださっています。

通常ですと、1回の授業で受講できる生徒さんは、1~2人なのですが、

昨今の新型コロナウィルス感染拡大防止のため、生徒さんお一人体制で行っています。

このため、現在特に土・日曜日のご予約が取りにくい状況になっています。

平日はお仕事の方がやはり多いので、仕方ないところなのですが。

土・日曜日にご希望の生徒さんは、お早目にご予約いただければと思います。


教室には小柄な生徒さんが多く、着丈調整のご希望が多いようです。

トップスにしてもワンピースにしても、裾でカットできるものは簡単なのですが、

いろいろイレギュラーな場合があります。

例えばこちらのトップスです。

最近の教室 切替線で着丈つめ・出し

実はこちら、before写真を撮り忘れてしまったので、お直し後の完成写真です。

元々は、下の方に見える切替線はありませんでした。

着丈をつめようにも裾にレースのスカラップがあり、カットできません。

そこで、前立の下のあたりに横に切替線を作り、カットしました。

最近の教室 切替線で着丈つめ・出し

それだけではいかにも縫い合わせた感じなので、間にレースを挟みました。

これなら全体の雰囲気にもマッチしていい感じです。

最近の教室 切替線で着丈つめ・出し

こちらの生徒さん、実に約7年ぶりに教室に復活してくださいました。

お久しぶりのご受講でも全く問題ありませんので、どうぞお休み中の方も来てください。


そして、こちらは教室では珍しく?大柄の生徒さんで、着丈を出したいご希望。

カシュクール風ワンピース、ウェストに切替線があり、しかし余分な縫い代は無し。

それじゃ着丈出しは無理、と考えてしまいますが、幸い共のリボンベルトがありました。

ウェスト切替線をいったん解いて、リボンベルトを開いて継ぎ足し、縫い合わせ。

最近の教室 切替線で着丈つめ・出し

すみませんm(__)mこちらもbefore写真が無くて、完成後の写真です。

→のあたりが接ぎ合わせの縫い目と思われます。下の写真は←のあたり。

最近の教室 切替線で着丈つめ・出し

ほぼ10㎝くらい着丈を出すことができました。

この柄だと、接ぎ合わせの縫い目もよくわからないくらいカモフラージュできてるし。

ウェストラインも変に目立たず、ゆるやかでむしろきれいなラインになり、大成功。


一見「無理かも」と思われる場合も、いろいろ知恵を働かせれば、何かできるはず。

あきらめないで、お直しをやってみましょう。


横浜・大口の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン



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Posted by ボタン at 18:59│Comments(0)お直し教室
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