2023年11月09日

足し布でサイズアップ

相変わらず暖かな日が続いておりますが、昨日は立冬でした。

街中の木は、やっと少~しだけ紅葉してきたようですが。

季節的にはいよいよ晩秋から冬へと変わる頃。

今までの暖かさに気を許していると大変なことになりそうです。

本格的な冬の準備、お直しはどうぞどうぞお早めに余裕を持ってお願いいたします。


着られないわけではないけれど、ちょっと部分的にきつくて着心地悪い…

そんなお洋服お持ちじゃありませんか。

縫い代やタックなど充分にあればお直しができますが、それも無いと。

そういう時は、足し布をしてサイズアップすることができます。


まず、こちらのトップスは古着屋さんで購入されたものだそうです。

足し布でサイズアップ

サテン素材の大きく肩のあいたトップス、素敵です。

ご試着いただくと、アームホール(袖ぐり)からバストトップのあたりがややきつそうです。

縫い代の余裕はほとんどありませんので、ここで足し布。

ただサテンのこんな生地はまずピッタリのものは見つからないでしょうし。

とりあえず、ウチのアトリエにあった布をいろいろ出してみました。

その中からお客様が選んでくださったのは、クリーム色のシフォンの生地。

これは足りないところに部分的に入れるよりも、

袖口から身頃の裾までの脇縫い目に入れた方が自然に見えるのではないかと。

お客様と相談した結果、このようにしてみました。

足し布でサイズアップ

早速ご試着いただいたところ、「あ、なんかこれはこれでいい感じ!」

と好感触をいただき、ホッと一息できました。

足し布でサイズアップ

足し布がシフォンの透け感のある素材なので、どうかなと懸念していたのですが、

着ていただくとと、ほとんど違和感はありませんでした。


こちらは薄手のブラウス、やはりアームホールから二の腕がややきつい。

そこで足し布、こちらはお客様がご持参くださった生地でした。

袖ぐりで約4㎝くらい出るように、脇の下の縫い目を開きます。

身頃側と袖側で細長い二等辺三角形になるように足し布を入れてみました。

足し布でサイズアップ

つまり細長~いひし形になるような感じに入れます。

身頃と袖は連動していますので、どちらかだけを出すということはできません。

昔買った服で、ちょっときつくて着心地悪いけど、でも捨てられない…

なんてお洋服がありましたら、ご相談いただければと思います。


洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン



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Posted by ボタン at 19:11│Comments(0)リメイクお直し
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