ちくちく針仕事　スペアボタン

気がついたら11月になっていました。

日が落ちるのがだいぶ早くなって、いよいよ秋も深まってきました。


教室は相変わらずの土日曜日中心のモードで行っています。

先日の教室で出来上がった生徒さんのリメイクをご紹介します。

どう見ても夏物なので、来シーズンに着用となると思いますが、それもまた楽しみで。



ノースリーブのトップスは、両サイドにマチを入れて幅出しがされています。

またしても元のbefore写真を撮り忘れてしまいましたm(__)m

ボーダー柄の半袖ロングTシャツ風のワンピース(チュニック)が元のカタチ。

着丈をお好みの丈にカットして、お袖を取り外してノースリーブに。



袖ぐりの始末は、丈をカットした残布でパイピングに。

衿ぐりもやや詰まっていたので、ゆったり目のラウンドネックに、こちらもパイピング。



細めのパイピングが、上品な感じにきれいにできています。

そして身幅にゆとりが欲しかったので、こちらも残布を使って両サイドにマチ入れ。



マチはストレートでなく、上から下に傾斜をつけて幅を広げると自然に見えます。

すっかりデザインは変わりましたが、ご希望のカタチにリメイクできました。

Tシャツ素材は難しいと考えられがちですが、そんなことはありませんのでトライしてみて。


こちらは先日仕上がった生徒さんのお直し。



お気に入りのワンピースですが、袖ぐりがややきつくてちょっと着心地が悪い。

できれば袖ぐりを少しだけ広げて、快適に着られるようにしたい！とのご希望。

まず、ご希望の分を脇の下でカット、ラインは自然につながるように引きます、これ大事。

そして、裏側がバイヤス始末となっていたので、同じように付け直すのですが、

くりを広げた分、バイヤスが足りなくなります。



共布はありませんので、今回は生徒さんが用意してくれた黒のバイヤステープで。

バイヤス継ぎ足しとなりますが、この始末の方法なら表からは全くわかりません。



きれいに仕上がりましたね。ご希望の分量を広げることができました。

一連を読むといとも簡単にできそうですが、そうはなかなかいきません。

すごく面倒ですが、一工程ごとにきちんとアイロンを当てて次へ進めます。

これがきれいに仕上げるための重要なポイント。

アイロンの工程は、後からまとめてかける、ということはできませんからね。


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