2022年03月15日
ウールコートのリフォーム 大きなお直し
早いもので3月も半ばとなり、だいぶ暖かくなってきました。
そろそろ桜も開花するようですが、花粉もピークを迎えています。
もう数十年の間花粉症にとっては、この時期は仕事をするのも大変です。
お仲間の皆様、辛い時期ではありますが、何とか踏ん張って乗り越えましょう。
今回ご紹介するのは、冬のウールコートのかなり大きなお直しです。
そろそろシーズンオフですが、むしろ着なくなった時期にこそお直しのチャンス。
ご参考にしていただければ幸いです。
お客様からお預かりしたのは、こちらのコートです。
恐らく10~20年くらい前のお品物と思われます。
まず、肩のラインが不自然に盛り上がっていて、時代を感じさせます。
お客様が気になさっていたのは、少々大き目の衿のデザインです。
そして、袖口に付いているこれも大きいカフス。
昔のアウターによく見受けられるパーツごとに「誇張気味のデザイン」です。
もっと軽やかに羽織れるような感じにされたいというご希望でした。
そこでまずは、いつもの厚い肩パットを取り外して、肩のラインを自然に縫い直し。
気にされていた衿を思い切って取り外して、ノーカラーに。外した衿を利用して見返しに。
更に衿ぐりのラインをやや斜めに下げて、ゆるやかなVネックのようにしました。
前端の上には、ループを作り付けてボタン留めできるようにしてみました。
また、袖口の大きなカフスは取り外して、袖丈を少しカット、袖幅も若干カット。
もっと軽やかにするために、着丈も5㎝カット。
言葉で説明すると上のようになりますが、お直し後の画像はこちらです。
前中心部分のソフトタックは、そんなにガッチリした感じではなく、柔らかな印象でしたので、
そのままデザインとして生かしました。
裾のラウンドカットも優しい感じで、お客様の雰囲気に合っていると思います。
その他にもあちこち直しているのですが、キリがないので省略します。
出来る限りのことをやってみました。
お客様のお気に召していただければ、またたくさん着ていただければ幸いです。
どんなに古くても「思い入れのある服」は、なかなか手放せないものです。
でもさすがにそのままでは、今着ることができない…
という時には、どうぞお気軽にご相談ください。
横浜・大口の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン
そろそろ桜も開花するようですが、花粉もピークを迎えています。
もう数十年の間花粉症にとっては、この時期は仕事をするのも大変です。
お仲間の皆様、辛い時期ではありますが、何とか踏ん張って乗り越えましょう。
今回ご紹介するのは、冬のウールコートのかなり大きなお直しです。
そろそろシーズンオフですが、むしろ着なくなった時期にこそお直しのチャンス。
ご参考にしていただければ幸いです。
お客様からお預かりしたのは、こちらのコートです。
恐らく10~20年くらい前のお品物と思われます。
まず、肩のラインが不自然に盛り上がっていて、時代を感じさせます。
お客様が気になさっていたのは、少々大き目の衿のデザインです。
そして、袖口に付いているこれも大きいカフス。
昔のアウターによく見受けられるパーツごとに「誇張気味のデザイン」です。
もっと軽やかに羽織れるような感じにされたいというご希望でした。
そこでまずは、いつもの厚い肩パットを取り外して、肩のラインを自然に縫い直し。
気にされていた衿を思い切って取り外して、ノーカラーに。外した衿を利用して見返しに。
更に衿ぐりのラインをやや斜めに下げて、ゆるやかなVネックのようにしました。
前端の上には、ループを作り付けてボタン留めできるようにしてみました。
また、袖口の大きなカフスは取り外して、袖丈を少しカット、袖幅も若干カット。
もっと軽やかにするために、着丈も5㎝カット。
言葉で説明すると上のようになりますが、お直し後の画像はこちらです。
前中心部分のソフトタックは、そんなにガッチリした感じではなく、柔らかな印象でしたので、
そのままデザインとして生かしました。
裾のラウンドカットも優しい感じで、お客様の雰囲気に合っていると思います。
その他にもあちこち直しているのですが、キリがないので省略します。
出来る限りのことをやってみました。
お客様のお気に召していただければ、またたくさん着ていただければ幸いです。
どんなに古くても「思い入れのある服」は、なかなか手放せないものです。
でもさすがにそのままでは、今着ることができない…
という時には、どうぞお気軽にご相談ください。
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