2022年12月10日

一重コートの袖丈つめ 途中で接ぎを入れて

12月となりまして、既に10日を過ぎました。

ほとんど実感のなかったクリスマスや年末が、どんどんと近づいてきています。

ここのところ、思ったように仕事が進んでおらず、少しずつ焦りを感じております。

年末ですが、12月26日(月)までにさせていただこうと考えております。

ただそれ以降にどうしても、というご希望があれば、教室は行いますので。


今回は、一重コートの袖丈つめをご紹介します。

こちらのざっくりしたツィード調の風合いが素敵なコート、袖口が折り返しになっています。



よーく寄って見ないとわからないのですが、実は布端がロックミシン始末になっています。



かなりお召しになったお洋服のようで、布とロック糸が一体化しています。

だから、ぱっと見ではロックがかかっているとはわからないのです。

経年変化とでも言うのでしょうか、新品のお洋服では出せない、

長年着続けたことによる「味」のある表情、こういうのが私も大好きです。


さて、今回は4㎝の袖丈つめですが、仕立方の通りに袖口でカットしてロックミシンをかけると、

新しいロックの針目が堂々と表面に出てしまい、悪目立ちしそうな恐れがあると思います。

なので、今回はちょっと違った方法でやってみました。

現在の袖口はそのまま生かして、途中でカットしました。



ですからこのように、接ぎ目ができますが、

これは、表側に折りかえした「カフス?」の裏側に隠れてしまうので、実際は見えません。



このように、お直し前と全く変わらず、4㎝の袖丈をつめることができました。


お客様がお持ちくださるお洋服は、新品に近いものもあれば、かなり着込まれたものもあります。

それぞれに合わせて、お直しの方法も最善のやり方を考えてご提案しています。

20年前、30年前の服も時々、アトリエに持ち込まれています。

そんなお洋服を目にするのが、とても楽しくうれしく感じています。


洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン  


Posted by ボタン at 18:33Comments(0)お直し

2022年11月30日

最近の教室 丈つめダブルとベルト通し

11月も今日で終わり、明日から12月、本当に早いですね。

ここまでは比較的暖かでしたが、12月からはいよいよ本格的な冬が到来しそうです。

寒さに対してちょっと油断しているこの頃ですので、しっかり対策しておかなければ。


今回はお直し教室、たまたまダブルの丈つめが続いたので、まずそちらのご紹介から。

最近またダブル仕上が流行っているのでしょうか。


まずはミシン男子がチャレンジしました。



シングル仕上げは少し前にやったので、今回はダブル仕上。

股下の測り方、印とラインの引き方、そして裁断までの手順を丁寧に説明、実習。

特に初心者さんには、ダブルの印のつけ方が難しいので、そこをじっくりと。

工程は、ミシンで縫ったらアイロンで始末、これの繰り返しで確実に進めます。

アイロンの工程は、絶対に手を抜かないこと。後でまとめてはできません。

そして仕上がりは、このようにバッチリきれいです。



今回のスラックスは、裾に向かってややすぼまった形なので「幅調整」がポイントです。

きちんと調整がされていれば、これだけきれいに仕上がります。


そして次の生徒さんは、受講を始めてから2回目で、ダブル仕上にチャレンジ。



こちらも印とライン引きには、てぶん??となっていたと思いますが。

わからなくなったら、紙を折ってみましょう。(見本を差し上げました。)

形が出来上がったら、内外を糸留めしておきます。



表に出ないように気をつかながら、外れないようにしっかりと。

そして出来上がりです。



こちらも裾で幅調整をしましたので、きれいな仕上がりです。

ただ、元々長い丈をロールアップして穿いていたそうで、

ダブルの表面に折山の跡が少し残ってしまいます。時間で消えていきますが。

ダブルの構造でこうなってしまうので、印付けの際をよく思い出してください。

そんな事も一つ一つが良い勉強になります。


おまけで、ベルト通しの作り付け直し。

今回は共布が無かったので、有り布でやってみました。



若干の傾きがありますが、なかなかきれいに良く出来ていると思います。

ベルト通しは、4番目のミシンかけが特に難しい。



生徒さんもだいぶ苦労していたようですが、よくここまで出来ました。

これならまでしばらくは、穿けそうですね。


お直し教室では、随時新規の生徒さんをお受入れしています。


横浜・大口の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン  


Posted by ボタン at 18:05Comments(0)お直し教室

2022年11月20日

スカートのウェスト出し ベルトを継ぎ足し

街の中の木々が少しずつ色づいて、秋も深まりました。

あっという間に11月も後半です。

ここのところ、いろいろな物の値段が上がったなぁと、お買い物の際に思います。

もう少し無駄使いを減らさねば。

着ない服も少し出てきたので、時間をみてリメイクしようかなと考えています。


今回ご紹介するお直しは、スカートのウェスト出しです。

最近はウェストにゴムの入ったものが多いので、お直しは少ないように思います。

でもお直しの基本みたいなものなので、ぜひ知っておいていただければと思います。

こちらのスカートですが、ヒップ周りはゆったり目なので大丈夫なのですが、

ウェストがかなり絞られているようで、しっかりと寸法出しする必要があります。

左脇がファスナー開き、前側は左右に深めのタックがあり、



後ろ側はダーツが4本あります。



スカート本体は、このタックとダーツから出していきます。

そしてウェストベルトですが、もちろんゴムではなく、平らな芯貼りのベルト。

裏側から見ると、こんな感じになっています。



なので、当然ベルトの長さがこのままでは足りません。

何か生地を継ぎ足さなくてはいけないのですが、共布はありません。

ではどうするか、というとこうします。



ベルトの裏側から生地をカットして、別の生地を当てて縫い合わせておきます。

裏側ですから、こうなっていても人から見えませんのでご安心ください。

そしてベルトの表側は、



このように、左後ろに継ぎ目が入りますが、共の柄物ですとあまり目立ちません。

それから本体前側のタックですが、出し寸法が多めだったので、



タックではなく、ダーツとさせていただきました。

こうしてお直しが完成。無事にお客様にお渡しできました。


最近はお洋服もインターネットで購入することが多いのですが、

特にパンツやスカートなどボトムス類は、試着ができないとサイズ感がわかりません。

大き過ぎる、小さすぎる、どうもしっくりこない…などありましたら、

どうぞお気軽にご相談ください。

いろいろ考えて、方法をご提案いたします。


横浜・大口の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン  


Posted by ボタン at 19:48Comments(0)お直し

2022年11月08日

最近の教室 ピローケースからリメイクでエプロン製作

昨日は立冬、暦の上ではもう冬が始まっているんですねぇ。

今日はとてもお天気が良く、暖かな一日でした。

チカラ・ボタンの教室では、何名かのミシン男子が頑張っています。

今回はそのうちのお一人のリメイク作品をご紹介します。


今まで一度も自分の服など作ったことがないということでしたが…できましたよ。

古着が大好きな生徒さん、今回の元になったピローケースはこちらです。




これ何だかわかるでしょうか?

アメリカ大リーグのキャップがプリントされたピローケースを広げたところです。

かなり古いものらしく、usedのものです。こちらを2枚使用しました。

ちょうど真ん中のラインが上になって、両方向(向かい合わせ)に柄がプリントされています。

さてまずは、パターンをトレースして、型紙を作ります。



切り抜いた型紙を使って、パーツごとに裁断します。

生地に限りがあるので、間違えないように慎重にカットしましょう。



1枚は、中心で切り離して、上下になるように縫い合わせてエプロンのベースにします。

さあ、ここからはミシンでせっせと縫っていきます。



ミシンの間には、その都度アイロンをきっちりかけましょう。

ここで絶対に手を抜かないこと!




さあ、いよいよ完成しました。



後ろはボタン留め。ボタンホールも作りました。



ほとんどの工程が初めての作業で、戸惑うこともありましたが、終始楽しくできていたようです。

何より、自分の身につけるものを初めて自分の手で作ったことの達成感。

これは何にも代えがたい経験になると思います。

これから作りたいアイテムがたくさんあるようで、私もとても楽しみです。


この教室では、当初から男女の分け隔てなく、生徒さんをお受入れしています。

今では何人ものミシン男子が、楽しく受講されています。


横浜・大口の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン  


Posted by ボタン at 19:43Comments(0)リメイクいろいろ製作教室

2022年10月31日

最近の教室 ワンピース上身頃のカット

気がついたら、10月最終日となってしまいました。ハロウィンですね。

最近は、いいお天気が続き、昼間は暖かですが夜はかなり冷え込みます。

ここから一気に晩秋そして初冬になるのでしょう。

さあ、お直しも最繁忙期になりますので、ここで頑張らないと。

と、こんな感じですので、お直しの納期はちょっとかかります。すみません。


教室の方も、しばらくお休みされていた生徒さんが戻ってきたりと、いろいろ動きがあります。

今回は、教室で行ったちょっと難しいお直しをご紹介します。


まずこちらのカシュクールタイプのワンピース。



生徒さんが試着すると、前合わせがゆるめで、何だか肩が落ちて見えます。

これは、肩幅や身幅をつめてお直しするのではありませんよ。

上身頃の着丈が長過ぎることによって、余ってしまうために起きてしまう現象です。

上身頃のみ、ウェストラインの位置でカットすれば解決します。



言葉で言うのは簡単ですが、実際やってみると、これがなかなか手強いのです。

なぜなら、前身頃は切替線にギャザーがたっぷり、



後ろウェストベルト位置には、幅広ゴムも入っています。



いったん切替線で切り離し、上身頃をカットして再度縫い合わせます。

ちょっと難しいので、今回は私も何回か助け舟を出しました。

お直しに出したら、まあ結構な料金にはなると思います。

そして何とか完成。再度試着したところ、ちょうどいい感じになりました。

低身長の方は特に、ウェスト切替の服を着ると、余ってしまいやすいのです。

打合せがはだけてしまうとか、何かバランスが変だな…と思ったら、

このように上身頃の着丈を数㎝でもカットすると、グンとカッコよくなりますよ。

もちろん、教室だけでなく、お直しとしてお承りすることもできます。


横浜・大口の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン  


Posted by ボタン at 19:15Comments(0)お直し教室

2022年10月17日

パンツのウェスト出し 脇マチ入れ

ちょっとうっかりしていたら、もう10月も半ばになっていたりして。

その割には、まだ暖かな日も多くて、まだ暖房は先の話かなと思うのですが。

どうも明後日くらいから一気に寒くなるという予報も出ていますので。

こうなると、お直しの方も一気に立て込んできそうな予感もいたします。

冬物特にアウターのお直しのご依頼は、どうぞお早目にお願いいたします。


冬物ボトムスといえば、コーデュロイパンツ。今回はウェスト出しのご紹介です。




こちらがお直し前のウェスト、脇の位置になります。

コーデュロイパンツは、縫い代にほとんど余裕がありませんので、

ウェスト出しするなら、脇か後ろ中心に足し布(マチ入れ)するのがよろしいと思います。

今回は、左右両脇に入れました。

ちなみに足し布用の共布は、以前に丈つめした残布をお客様がお持ちになっていたので、

今回はそちらを使わせていただきました。



マチ入れしたのが、こちらになります。

今回は、ヒップは出さずにウェストのみの幅出しでしたので、

こんな感じの細長い三角マチを入れてみました。

パンツ本体はこれで出しができましたが、ベルトも出さなくては完成しません。



元のベルトの両脇を切って、布を足し込みますので、縫い代分が幅広く足し布をします。

これで、ウェスト全体で5㎝の幅出しができました。


もし足し布用に共布が無い場合は、別布で継ぎ足すことももちろんできます。

色合いや柄行を考えれば、デザインとして効果的になることもあります。

その場合の足し布は、こちらではご用意ができませんので、

お手数ですが、お客様ご自身で何か布をご用意いただく必要があります。

新たに生地を購入するか、或いはもう着なくなった服を布として使うのもアリかと思います。


横浜・大口の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン
  


Posted by ボタン at 18:56Comments(0)お直し

2022年10月03日

最近の教室 いろいろお直し

10月になりましたが、まだちょっと暑さが続いています。

今週半ばくらい~は、どうやら一気に涼しくなりそうなので、明日は急いで衣替えします。

最近教室の様子をアップしていなかったのですが、暑い中も生徒さんが来てくれていました。

いろいろお直しやりましたので、ご紹介していきましょう。


まずは真夏の暑い中でしたが、お直ししているのは真冬のアイテム。



ウールのコート、袖丈をつめています。




もちろん、裏地も付いていて、どんでん返しという方法で行いました。

一見難しそうに見えますが、実はそれほどでもありません。

急に寒くなって慌てないように、早めに準備しておきましょう。


肩のレースが美しいキャミソールタイプのトップス。



と思いきや、実はヒザ丈ワンピースからのリメイク。というか着丈つめ。



何だかもったいなくない?でも、このままでは着ないので…ということで思い切って。

部分的に気に入っていても、全体のシルエットなど気になると着なくなってしまうもの。

ならば、思い切ってアレンジしてまた着られるようにした方が、ずっといいと思います。


ミシン男子も、夏の厚い中頑張っていました。



毎回違う帽子をかぶって来てくれる、ミシン男子です。

古着が大好きだそうで、こちらのパンツも何とGAPの古着です。



ウェストが大きいので、ご自分のサイズにつめました。

私は古着にはあまり詳しくないので、いろいろお話を聞くと勉強になります。


そしてこちらのミシン男子もとても熱心です。



細身の体型なので、既製服が大きめで、自分のサイズにお直しのご希望です。

今回はシャツの身幅つめ、「折伏せ縫い」というちょっと複雑な縫い方です。




口頭だけでの説明では難しいので、簡単な見本を作ってじっくりと説明しました。

これで何とか理解できたかな?



いつもノートにメモを書き込んで、ほんとに熱心にお直しに取り組まれています。

まだまだお直ししたい服がたくさんありそうですので、一緒に頑張りましょう。


チカラ・ボタンのお直し教室では、女性だけでなく、男性も受講できます。

ご自分のお直ししたいお洋服をお持ちください。

ほとんどの生徒さんが初心者さんですが、個別対応で丁寧にお教えしますのでご心配なく。

秋になって何か習い事始めたいな…という方、お直しをやってみませんか。


横浜・大口の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン  


Posted by ボタン at 19:34Comments(0)教室

2022年09月21日

ラウンド衿ぐりの繰り下げ

台風が去って行ったら、急に寒いくらい涼しくなりました。

ずっと雨降りが続いていたので、やっと晴れると本当に気持ちのいいものです。

ただ、この後もしばらくまた雨になるようなので、

体調を崩さないように、気をつけなければいけませんね。


ガーリーな綿のトップス(ブラウス)のお直しです。

ラウンドネックが、やや詰まり気味で着てるとちょっと苦しい感じになってしまう。



せっかくお気に入りのお洋服なのに、それはちょっと残念です。

そこで、衿ぐりを少し広げてみたいのですが。

一見パイピングのように見える衿ぐりですが、実際は裏が見返し仕様になっていて、

パイピングではなく、細いヨーク状になっています。

ですから、取り外して衿ぐりを広げて付け直す、ということができません。

なので、今回は前側の衿ぐりを中心に、そのまま5㎜くらいカットして繰り下げました。



どうでしょう、たった5㎜くらいのことですが、開き具合が全然違って見えますよね。

見た目がこれくらい違えば、着心地はかなり違ってくると思います。



それからついでに、元々の丸みがあまりきれいでなかったので、そこもやり直しました。

こんな時は、少し外側にぐし縫いを入れるときれいに決まります。

そして更に、このトップスは後ろボタン開きなのですが、



ボタンの位置を少~しだけずらして、ちょっと広めに開くようにしてみました。

これだけでもかなり着心地は良くなると思います。


せっかくのお気に入りの服も、着心地が悪ければだんだん着なくなってしまいます。

そこはぜひお直しで、快適に楽しく着られるようにしましょう。


横浜・大口の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン  


Posted by ボタン at 19:15Comments(0)お直し

2022年09月12日

Tシャツの着丈を切らずに短く 簡単お直し

9月も10日を過ぎましたが、まだまだ日中は夏の暑さ。

台風が沖縄方面にずっと停滞していて、こちらも気になるところです。

これだけ暑いと、日々着る服もまだ夏物でいいのかな。

この夏、ちょっとやってみたら意外とこれはいいかも、な簡単お直しのご紹介です。


今年の夏は本当に暑かったので、毎日のようにTシャツなどのカットソーでした。

特に今夏はフレンチスリーブがお気に入り。



まこんなちょっとゆったり目のが、昨年あたりから流行っていると思います。

ただ私のような身長150㎝の低身長にとっては、Tシャツの着丈が非常に気になります。

今夏は、おへそが見えてしまうくらいのショート丈が(特に若い方々)流行っています。

自分もここまでショートでなくとも、短めの着丈の方が、全体のバランスがとれます。

ならば、裾をカットしてショート丈にしてしまおうか、というところではありますが。

一方では、これもここ数年の変化ですが、ボトムスのウェストラインが上がってきていて、

Tシャツなどトップスの裾をインする着方も流行っています。

もちろん、パンツやスカートにインするのも、低身長にはバランス良くみえます。

なので、裾を短くカットするか、インできるように長くしておくか、はとても悩ましい。


ということで、私はこんな方法にしてみました。



この写真だとちょっとわかりにくいのですが、裾にゴムを通してみました。

これなら、ゴムのおかげで裾がウェスト辺りで自然にブラウジングしてくれます。

それによって、ショート丈に見えるのです。



しかもこのゴムのおかげで、ブラウジングが乱れないので楽チンです。

でも、着丈は全くカットしていないので、伸ばせばインすることもできます。



この2枚、全く同じTシャツです。2wayになります。

その日の気分や合わせるボトムスで、着丈をスイッチすることができます。


ゴムの入れ方は、とても簡単です。ミシンも使いません。

細いゴムと針と糸とゴム通し(ヘアピンでも)があれば誰にでもすぐできます。

Tシャツやカットソーの裾って、大体裾から2㎝くらいのところにミシンステッチがかかっています。

このステッチと裾の空間に、ゴムを通します。

左右どちらか一方の脇縫い目、裏側のステッチの下を少しだけ解きます。

※中の方にロックがかかっているので、それも気をつけて糸を切って解きます。



ここからゴムを通して、ぐるりと一周させて、あとは解いた縫い目をまつれば良いだけです。


ゴムはできるだけゆるめのソフトタイプか、細めのものがいいと思います。

長くして着た時に、あまりきついとヒップのあたりにつかえてしまうので。

まあ、いろいろやってみるといいと思います。手間かけずに簡単に。


横浜・大口の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン  


Posted by ボタン at 19:07Comments(0)お直し

2022年08月29日

ボトルカバー お手軽リメイクで

だいぶ涼しくなってきたなぁと思ったら、もう8月も終わりです。

やっと猛暑から解放されたという安堵感と、夏も終わりというちょっと寂しさも。

夜は虫の声が聞こえるようになって、日本の夏~秋への移り変わりが感じられます。

もう学校は始まってるのかな。

また最近やったリメイクのご紹介、今回は更にお手軽お気軽編です。


暑い夏には、飲み物をボトルに入れて持ち歩く人が増えてきています。

私も最近ちょっとスポーツを習っているのですが、毎回お水を入れたボトルを持参します。



こんな100円ショップでも売ってるお手頃なプラスチックボトルです。

写真のは、直径5.5㎝くらいで、高さが14㎝くらい。

軽いので持ち歩きには◎ですが、バッグから取り出した時に外からの視線が気になる…

じゃあ、カバーをすればいいかな。ペットボトル等もカバーする人いますしね。

ただ、せっかく軽くてシンプルだから、あまりゴテゴテしたカバーもバッグの中で邪魔になるし。

第一、ボトルが100円に対して、そんなご大層なカバーは要らないし。

というわけで、とりあえずまた「有るもの活かし」でリメイクしました。




いろいろ考えた結果、薄手のニット素材でフィットするものがベストかなと。

で、これは「靴下」からリメイクしてみました。


簡単に作り方のご紹介です。

まず材料となる靴下。まあ可愛い柄のものがいいかな。

中身が飲み物なので、あまり履き古しでなくて、可愛すぎてちょっと履けないくらいの感じ。



こちらも100円ショップで、ブログ用に新たに購入しました。



まずボトルの形に円筒形にするため、裏返して「かかと」の部分をつまみます。




ラインを引いて、本返し縫いで端から端まで縫います。

今回はお手軽にできるよう手縫いにしましたが、もちろんミシン縫いでもOKです。




縫えたら、5㎜くらい縫い代を残してカットします。

切れ端はほつれにくいので、そのままで大丈夫ですが、気になる場合は簡単にかがります。




つま先は、切替?より少し手前で、こちらもカットします。




今度は一重でぐるっと一周、並縫い(ぐし縫い)します。

針目はあまり細かくしないで、1㎝くらいの長さでザクザクいっちゃってOKです。



一周したら、縫った糸をギュッと引っ張って絞り、ゆるまないように糸を結びます。

縫い始めの糸端を長めに残しておいて、最後の糸と一緒に引っ張ると上手くいきます。

そしたら、これを表に返せば出来上がり。




長さがちょっと長い場合は、つま先をもっと手前までカットして調整しましょう。




お手軽に出来ちゃう割には、なかなか可愛いでしょ。って自己満足かも。

今あるものを活かして。


横浜・大口の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン  


Posted by ボタン at 20:18Comments(0)リメイクいろいろ製作

2022年08月20日

折りたたみ傘入れと枕カバー リメイクで

8月もお盆を過ぎて、やっと猛暑も一段落した感じでしょうか。

でもコロナの感染状況は一向に落ち着くこともなく。

せっかくの夏休みも、今一つ楽しめないようですが。

こんな調子なので、アトリエもお客様や生徒さんが少なめで、まあのんびりしています。

今回は、夏休みの課題にもちょっと役立つかな?というネタを2点ほどご紹介します。

いずれも私物のリメイクになります。


まず1点目は、使い古しの日傘。

こんなフリルの付いたのが、だいぶ前に流行りました。



新しい傘も買ったので処分しようかと思い、分別しているうちに思い立ちました。

常々、折りたたみ傘をたたむのに手間がかかり、煩わしいなぁと思っていて。

とりあえず、閉じてたたんだ傘をちょっと入れておく袋があれば便利かな。

後で時間のある時に、改めてきれいにたたむことにすればいいのでは。

で、こんな折りたたみ傘入れができました。



傘が8枚接ぎだったので、細長い三角のパターンを作り、4枚分カット。

それぞれを接ぎ合せて、底面も四角いマチを入れたら、立体的でこれが使いやすい。



持ち手は私は2本にした方が使いやすいので、そうしました。

傘に付いていたマジックテープ付きのベルトもそのまま転用しました。



きれいにたたんだ傘は細くなるので、ベルトで留めればスリムになります。



長年考えていたことが形になって、何だかとても嬉しくなりました。


そして2点目はこちら、何とこれで枕カバー。



使っていた枕がヘタってしまったので、とりあえずビーズ枕を使っておこうと思ったら、

カバーを処分してしまったことを思い出しまして。

新たに生地を買って作るのも何だなぁ…あ、そうしよう!

着丈が中途半端でほとんど着ていなかったTシャツ。



サラッとしたカノコ素材(ポロシャツなど)なので、この季節にぴったり。

裾の部分を縫い合わせて、枕本体はボートネックの衿ぐりから出し入れ。




大き目のボタンとマスクゴムの残りを使って、留め外しできるように。



袖は閉じてしまおうかと思いましたが、洗濯して干す時に、

袖があればハンガーに掛けられるなと思い、あえてそのままにしておきました。



何だか昔流行った車のシートカバーみたいだなぁと思いましたが、

使い勝手が良いし、まあいいかなと思います。

今あるものを活かして。


横浜・大口の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン  


Posted by ボタン at 19:08Comments(0)リメイクいろいろ製作

2022年08月08日

プルオーバー(かぶり型)ブラウスを前開きに

ビューっと飛んで8月です。

昨日は「立秋」暦の上ではもう秋ですが、まだまだ残暑というより猛暑。

節電も大事ですが、熱中症に要注意ですね。

私もつい仕事を始めると集中してしまいがちですが、水分補給も忘れずに。


今回は、いままであまりやったことのないお直しというかリメイクです。

お客様よりお預かりしたのは、こちらのトップス。

プルオーバータイプ(かぶり型)のチュニックブラウスです。



ご病気でお体のご不自由なご家族のために。ご本人様のお洋服です。

かぶり型は着脱しにくいので、前開きにリメイク。

そしてボタン開きも留め外しがしずらいので、マジックテープ開きにしてみました。




全体に柄があるのでわかりにくいかもしれませんが、開きは上から下までになります。

これならワンタッチで留め外しが可能です。


そして袖ですが、八分から九分袖くらいでしょうか。



黄色のパイピングが効いていますね。

ただこのままだと、ちょっと洗い物などするのに邪魔になるので、

袖口近くにゴムを通して、サッとたくし上げができるようにしてみました。



ゴムもあまり強くし過ぎるときつくて痛くなってしまうので、加減を考えて。

更に、パイピングのボタン留めもマジックテープ仕様に、

ボタンは上前に縫い付けて、飾りにしてあります。




高齢の方やお体のご不自由な方のための介護服も市販されているものの、

なかなかおしゃれなデザインが無く、希望のものが見当たらないそうです。

今回のように、ご自身の着慣れた服をリメイクしてみるのも一案だと思います。

お直しやリメイクで、少しでもお手伝いができればと思います。

今ある服を活かして。


横浜・大口の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン  


Posted by ボタン at 19:18Comments(0)リメイクお直し

2022年07月24日

Tシャツ 丸首からVネックに

気がつけば7月ももうあと1週間となりました。

2度目の梅雨明け?またまた連日の暑さで、ちょっとバテ気味です。

新型コロナもまた感染者が急激に増加していますし、

熱中症と合わせて、気をつけましょう。あと食中毒もですね。


少し前に承りましたお直しですが、ご紹介します。

過去に何度かお承りしたことのある、Tシャツのリメイクです。

こちらのMr.ChildrenのライブTシャツ、モダンなデザインです。




ご覧の通り、丸首でした。

こちらを




お約束の?Vネックにリメイクしました。

Vネックにすると、何となくちょっとスッキリします。


Vネックにするためには、丸首の衿ぐりのパイピングを取り外して、

V型にカットしてパイピングを付け直すのですが、この時のパイピングの長さが、

若干足りなくなります。

そこで、Tシャツの裾を5㎝ほどカットして、パイピングを新たに作り付け直し、

更にカットした裾を元通りに始末するのが、一連の流れになります。

今回は、お客様のご希望で、元のTシャツの着丈を短くしたくない、ということで、

別の白Tシャツをお持ちいただき、そちらの裾から5㎝カットしました。

同じ白のTシャツですから、それほど違和感もなく、無事に加工できました。


いつもご利用いただき、ありがとうございます!

お気に入りのライブTシャツ、ぜひ楽しくお召しいただければ幸いです。


横浜・大口の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン  


Posted by ボタン at 17:52Comments(0)リメイクお直し

2022年07月14日

最近の教室 フォーマルな服も自分でお直し

またまた梅雨のような毎日が続いております。

前回、最近の教室で比較的カジュアルな服のお直しをご紹介しました。

今回はその続きというか、フォーマルな服のお直しをご紹介しましょう。


よそ行きの服はお直しも難しそうだから、専門店にお願いしよう、

そんな考えが一般的かもしれません。

でも、決して初心者さんには絶対無理ということでもありません。

大切な服、大事な場面に着て行く服だからこそ、自分の手で納得できるお直しがしたい。

そんな生徒さんのお気持ちをサポートできれば、と思っています。


今回お直しされたのは、こちらのセミフォーマルワンピース。




身幅と着丈をご自分に合うサイズにカスタマイズしました。だからピッタリ。

※お直し前の画像がないため比較ができず、申し訳ございません。

生地に伸縮性があるので、かなりピッタリに合わせることができました。

ジャガード柄にふんわりスリーブが素敵なお洋服ですね。

左右両脇にはシームポケット付き、もちろん身幅つめの際に移動しました。



本当はポケット省略した方が簡単なのですが、ここは敢えて手のかかる方で。

スマホを入れておくのにも、ポケットがあれば便利ですしね。



左裾にはスリットもあります。もちろんこれも移動しました。



裾線は、このように額縁の始末にしています。スッキリ見せる方法です。

きっちり出来ていて、気持ちがいいですね!



裏地と表地がバラバラにならないように、糸ループを作ります。

これ、大体の生徒さんが四苦八苦するのですが、こちらの生徒さんはとてもお上手。


かなり大きなお直しで、あちこちに難関もあり、大変だったと思います。

初心者さんですから、初めてやってみた技もいくつもありましたし。

でも、挫折することもなく、しっかり最後までやり遂げてくださいました。

お疲れ様でした。これはきっと大きな自信になることでしょう。

そしてこちらのお洋服は、お友達の結婚式に着て行かれるそうです。

楽しみですね。きれいに出来上がって本当に良かったです。


横浜・大口の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン  


Posted by ボタン at 19:14Comments(0)お直し教室

2022年07月06日

最近の教室 パンツの丈とカットソーの袖丈

今年は早くも6月中に梅雨明け、その後は厳しい暑さが続いていました。

ここにきて戻り梅雨…本来はまだまだ梅雨の最中ですからね。

それにしても、本格的な夏はこれから長く続きそうです。

当教室の生徒さんの中には、7~8月はちょっとお休み、またはいつも月に2~3回の方が

月に1回とか回数を抑えて、という感じに対策をされています。

教室に来てくださるのは有難いのですが、まずはご無理のないようになさってください。

そんな暑い中も来てくださる生徒さん達には、できるだけ中身の濃い授業を心掛けています。


今回は、基本的なお直しのご紹介です。



ダンナ様のゴルフズボンを夏用のハーフパンツにお直ししました。

裾はシングルでなく、三つ折りステッチ仕上げでカジュアルに。



アイロンで縫い代を折りますが、定規で測りながら折るのは意外と難しいもの。



そこで便利なのが、こんな厚紙に折り寸法のラインを引いただけのもの。

このラインに合わせて折れば、一定の折幅できれいにアイロンがかけられます。


こちらは、おなじみのミシン男子。



お知合いのスラックスの丈つめシングル仕上げ、「靴ずれ」も合わせて勉強しました。

この「靴ずれ」って存在をご存知ない方も多いかもしれません。



この裾の内側に付いている細長い布で、裾のすり切れを予防し補強してくれます。

付け方にはちょっとコツがいります。

その他、印付けや裁断、仕上げアイロンのかけ方、等々コツをたくさん盛り込みました。



きれいに仕上がりました。お見事です。


カットソーの袖丈、素人さんには直せないと思っていらっしゃいませんか?



意外と簡単にお直しできます。



こんなロックミシンがあれば、どなたにでもできますよ。

こちらの生徒さんは、もう結構ベテランさんなので、今回は着丈つめも同時に出来ました。



いち早くお直しして、すぐに着たいですものね。


またカットソーの袖には、こんなリブ付きの袖もありますが、



こちらもロックミシンを使えば、意外と簡単に出来ちゃいますよ。



コツは、袖本体とリブにそれぞれ合印を付けることです。


今回のお直しは、普段着が多かったのですが、フォーマルなお洋服ももちろんOK。

皆さんがお直ししたい服を持って来ていただき、ご希望の内容で授業を行います。


横浜・大口の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン  


Posted by ボタン at 18:49Comments(0)お直し教室

2022年06月22日

ロングスカートの裾巻き込まれ事故…イレギュラーヘムスカートに

梅雨らしい毎日が続いています。湿度も上がってきました。

こんなだと、どうも体調がよろしくない、スッキリしませんが、何とかやってます。

昨日は夏至でした。もうすぐ今年も半分終わってしまうんですね。

いやいやもっと頑張らないと。


お客様よりお直しのご相談です。



ロングスカートの裾が、かなりボロボロに破れてしまっています。



バイクに乗って走行中に、スカートの裾が巻き込まれてしまったそうです。

危ない!危ない!!

幸いお怪我はなかったそうですが、お客様のお気に入りのスカートだそうで、

これは何とかしなければ。

キズの一番上の位置は、裾から10㎝ちょっとのところまででした。

主に左裾を中心に、広範囲に破れてしまっています。

着丈は元からかなり長めなので、キズの上の位置で揃えてカットしようかと思いましたが、

お気に入りのスカートということで、できるだけ元の丈も活かしたい。

ということで、左側を10㎝余りカット、右側はほぼそのままで、傾斜をつけてみては、

とご提案させていただき、お直ししてみました。




こんなアシンメトリーのイレギュラーヘムのスカートも、今割とよく見かけます。

平らに広げるとこんな感じです。



お直し後、お客様にご試着いただいたところ、とても喜んでいただきました。

「もうこのスカートではバイクに乗らないようにします。」とのことでした。

お役に立てて良かったです。


今回はバイクでしたが、自転車でもよくこういうことがあるようです。

実際以前にも似たようなお直しをお受けした覚えもあります。

丈の長いゆったり目のボトムでは、乗らないようにするのが良いのかもしれません。

お困りの時はご相談ください。


横浜・大口の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン  


Posted by ボタン at 18:20Comments(0)リメイクお直し

2022年06月13日

袖ぐりの余分を取り除き

関東地方は梅雨入りしました。

6月になってから、アトリエも暑い日には冷房を入れています。

エアコンは昨年買い替えたばかりなので、とりあえず安心なのですが、

今夏も暑そうですし、電力の逼迫が心配なところです。


ひと月ほど前にお承りしたお直しをアップし忘れていました。

今回はこちらをご紹介します。

いつもお世話になっているお得意様の近所の美容室の先生より、

緊急お呼び出しを「いただきました。


お仕事で着ていらっしゃる黒のベスト。ですが、袖ぐりがこんなことに。



袖ぐりにぐるりと一周、シフォンのバイヤス布が飾りで縫付けられているのですが、

これが切りっぱなしのため、脇の下のあたりが、バサバサになってしまっています。



美容師さんですから、腕もよく動かすのでしょうから、こうなっちゃいますよね。

そこで、このバイヤス布を全て取外して(つまり一周全部解きます)、

そして再度ぐるりと縫い合わせておきました。


これでスッキリ、気にせずお仕事ができそうです。


おまけです。

美容室の前の花壇、バラの花がとても綺麗に咲いていたので。



下から少しライトアップ。

そして看板犬のルビちゃんも一緒に。




そしてこれもおまけですが。

私物のバッグのナイロンベルトをカットしました。



私、身長が150㎝と一般の人よりかなり低いので、

バッグを斜め掛けすると、何かちょっとベルトが長過ぎてカッコ悪いのです。



革ベルトはちょっと難しいのですが、ナイロンベルトならウチのミシンでも大丈夫。

もちろんカットした後先は、きちんとミシンで元通りに縫っておきます。

これも「余分を取り除き」つながり(ちょっと苦しい!)ということで。


横浜・大口の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン
  


Posted by ボタン at 19:01Comments(0)お直し

2022年06月02日

最近の教室 新規の生徒さん続々

紫陽花が咲き始め、6月となりました。

日によって寒暖差はありますが、暑い日にはエアコンを使うようになりました。

梅雨も間近ですし、体調管理には気をつけたいものです。

どうも5月の連休明けくらいから、お直しのお客様や教室の生徒さんが、

急激に増え続けておりまして、お直しの仕上がりなどお待たせしております。

諸々規制が解除になってきたせいでしょうか。

こちらとしましては、とてもありがたいことではありますが。


やはり連休明けから、教室の新規の生徒さんが続々いらしています。

少しご紹介します。


まずは、ミシン男子。またまた新しいミシン男子の登場です。




古着にとても憧憬が深く、ご自身もいろいろお持ちのようです。

男性の生徒さんは、本当に古着好きの方が多いですね。

今回もそんなお洋服の一着で、カットソーの着丈つめでした。

直線ミシンもロックミシンも見事に使いこなしています。



裾のカーブもとてもきれいに仕上がりました。


こちらは、東京都内より来てくださいました。



洋裁は、学生の頃にご経験がおありとの事です。

とてもおしゃれで、いろいろ知識も豊富な方のようです。

さすがに経験者さんですね、シャツの袖丈つめは意外と難しいのですが、



きっちりと、きれいに仕上がりました。


こちらの方も遠方は秦野市より来てくださいました。



何と御年75歳。とても素敵なマダムです。

お話を伺いますと、前々より受講の希望をされていたそうなのですが、

コロナの影響でなかなかそれが叶わず、やっと今回来られたということでした。

それはそれは、ありがとうございます!

今回は、Tシャツの着丈つめにチャレンジしました。



ご希望の丈にできると、気持ちもスッキリとするものです。

無理なく楽しく勉強しましょう。


チカラ・ボタンの教室は、20代~70代まで幅広い年代、そして男性も女性も。

多彩な生徒さん達が、お直しやリメイクを楽しまれています。


横浜・大口の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン  


Posted by ボタン at 19:35Comments(0)リメイクお直し教室

2022年05月22日

長袖シャツを半袖に 教室でもシャツのお直し

5月も後半になると、そろそろ梅雨の気配がしてきます。

近所を散歩していると、紫陽花も咲き始めているようです。

晴れの天気を大事にして、毎日を過ごすとしましょう。


季節の移り変わりによって、お直しの中身もだんだんと変わります。

今回は、こちらの長袖シャツを半袖に、というご依頼でした。



これからの季節には、やはり半袖の方が快適ですかね。

人それぞれライフスタイルも違いますから、着用頻度もそれぞれです。

「長袖を半袖にする」と聞くと、ただカットすればいいだけじゃん、とお思いかもしれませんが、

実はそう簡単にはいかないんですよ。

袖の構成上の関係や縫製の方法によっては、とても手間がかかることもあります。

たぶん、ご自分でお直ししようとして、上手くいかなかった方もいらっしゃるかも。

そのあたりは、教室に来ていただければ、丁寧にご説明いたします。

ちょっとお話が逸れましたが、半袖になるとこうなります。



お客様のご希望で、元の長袖カフスの短冊に付いていた

小さな刺繍のマークを切り取って、半袖の袖口に縫い付けました。



さりげなくアレンジをアピール、いいですねこういうの。


教室では、この他にもシャツのお直しをいろいろやってます。

例えば、一番多いのは着丈つめ。



裾もカーブにしたり、直線ぽくしたり、ご希望の通りにできます。

衿のお直しもできます。



こちらは、シャツ衿の上衿のみ取外して、今流行のスタンドカラーに。

ただ取り外すだけでもいいし、衿幅を細くしてバンドカラー風にもできます。

教室では、いろいろご希望のお直しをお教えしています。



お気軽にお問い合わせください。


横浜・大口の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン  


Posted by ボタン at 09:30Comments(0)リメイクお直し教室

2022年05月11日

最近の教室 新しい生徒さんが増えています

久しぶりの制限なしの連休もあっさりと終わり、世の中は既に通常運転ですが、

チカラ・ボタンは、連休中も普段通りの通常営業でした。

ここ1か月くらいでしょうか、教室の新規の生徒さんが急激に増えています。

確かに春は、新しい生徒さんがふえるのですが、今年は特に多いように思います。

皆さん、ありがとうございます!

なので、今回は新規の生徒さんを中心に、教室の様子をご紹介していきます。


まずはこちらの生徒さんです。ほぼ毎週のように通ってくださっています。



受講のペースは個々にお任せしていますが、できるだけマメに通った方が早く覚えられます。

パンツのウェスト~ひざ上くらいまでの幅つめを勉強しました。

上の写真で、白い細長いテープ状のものが見えますが、パイピング始末になっています。

本来なら、幅つめした分の縫い代をカットして、再びパイピング始末するのですが、

かなり手間がかかりますし、初心者さんにはちょっとハードル高め。なので、



これわかりますかね。

カットした部分はロックミシンでしまつして、前後をパイピングで止めています。

変則的なやり方ですが、これはこれでいいと思います。ハードルを適切に下げました。


こちらの新規の生徒さんもお裁縫は初心者さんです。



制服スカートの着丈出しを勉強しました。

タイトスカートのスリット(ベンツ)の縫い代は、カットされていることもあるので、

とりかかる前に必ず確認しましょう。



裾まつりは苦手のようでしたが、これは反復練習して習得できることなので頑張って。

まつり方にもいろいろ種類がありますので、用途によって使い分けます。

タイトスカートって、椅子に掛けると裾が上がって気になる事ありませんか。

そんな時は、こうしたお直しで対応しましょう。


そしてこちらは、男性の新規の生徒さん。



チカラ・ボタンの教室もメンズ率が上がってきました。

カジュアルなシャツの着丈つめを勉強しました。

男性の生徒さん達、皆さんミシンがとってもお上手なんですよ。



目打ちも器用に使いこなしてくれています。

この教室では、この「目打ち」をかなり多用します。



見事に時間内にお直しは完成しました。


まだまだ新しい生徒さんが、続々と入って来られますので、続編も近々アップします。

先にも書きましたが、同じお直しの内容でも、

生徒さんのお裁縫レベルやご自身のご希望によって、やり方を若干変えています。

以前は、皆さんに「全く同じでなければいけない」と私が勝手に思っていましたが。

最近は、全てが同じである必要はないと思うようになりました。

何よりも、いち早く「自分にもお直しができた!」「自分でできるんだ!」という

達成感を味わってもらうことが大事だと思うからです。

ご自身の服であれば、多少工程を省略したやり方でもいいと思います。

ただしこれは、手抜きではなく、お直しのプロである私が考えた方法です。

この教室だからこそ、できるお直しをお伝えしていきます。


横浜・大口の洋服お直しアトリエ&教室 チカラ・ボタン  


Posted by ボタン at 19:31Comments(0)お直し教室